高校野球の『特モリ!』 ~秋の高校野球、準々決勝で敗れた仙台育英・須江航監督~ 【深澤健太アナ】

来年春のセンバツに繋がる『秋の高校野球 宮城県大会』。
この宮城県大会の上位3校は、東北大会へと進みます。
東北大会は来年春のセンバツの選考材料になる大会のため、
県大会は甲子園に向けた第一歩となる重要な大会です。

その宮城県大会の準々決勝。
今年の夏の甲子園準優勝の仙台育英が、
東陵に1対2で敗れる展開となりました。
来年春のセンバツ出場が極めて厳しい状況に…。
惜しくも敗れた須江航監督の
試合後インタビューをノーカットでお伝えします。


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 仙台育英 須江航 監督

<悔しい敗戦だと思うが試合を振り返って>

いや、もう相手が強かっただけですね、はい。素晴らしい。よく対策をされて、選手もここ一番やりきって、本当に素晴らしいチームだなと思いました。

<相手のピッチャーに対して>

もう、前半パーフェクトに抑えられたので、そこからどうやって対応していくのかなというところだったんですけど、ま、全部が後手後手になっちゃいましたね、はい。特別あのー、悪いプレーはなかったんですけど、状況を打破できる真の実力がなかったとしか言いようがないですね、はい。

<新チーム、これから高めていかなければいけないところは>

あのー、この2年間ですか。ある程度勝つということが、なんでしょうね…。ある程度ですけど、全部の全国大会に出場してきたので、えー、なんていうんですかね、気持ちの緩みはないんですけど、心の深いところのどこかで、なんとかなるんじゃないかなって。大会に臨むにあたって。全然仕上がりは良くないけど、あとで、なんとか東北大会まで辿り着けるんじゃないかなって。で、東北大会まで辿り着ければ、時間があるからそこでもう一回頑張ればいいんじゃないかなみたいな。深いところでの油断…とはちょっと違うし、慢心と呼ぶのか…。取り組み自体は別に何も悪くないです。何か油断してるななんて思った瞬間は、この練習している期間や、今朝、試合中もなかったですけど、深いところでの理解がちょっと変えていかないといけないのかなと思いますけど、ま、いずれにしてもこんなに早く負けたことはほとんどないので。はい。遡れば21年の夏に、県大会の4回戦で敗退しているというところから、22年と23年の物語となりましたから、ま、いつも通り、負けから頑張るしかないかなと思いますね。

<これからに向けての準備は何をする>

うん、あのー、自分たちがどんな練習をするのかよく考えて、自分たちが設定したことをやり切ってもらいたいと思いますね。そこに大人が適切にアドバイスをしたり、支えてあげたり、その進捗具合がどうなのか確認しながら、お互い、選手もだし、スタッフ側もよくよく自己理解をして、自分たちが立てた目標を叶えるために必要な練習の量と質をひたすら続けていくしかないですね。もう来年の7月に向けて全ての時間を無駄にしないように。まー、こういう負けた後ですから順風満帆にはいかなくて、様々なうまくいかないことも出てくるでしょうけど、でも、まーまー、遠い夏の開幕に向けて心一つにやりたいとなと思います。