ヨーロッパ イギリス

水と緑の街ロンドン・イズリントン/イギリス

初回放送
2021年5月4日
撮影時期
2020年10月
語り  
キムラ 緑子

ロンドン中心部の北側に広がる街、イズリントン。緑があふれる人々の憩いの場として人気の場所です。

歩き方

街の基礎情報 ロンドン・イズリントン

場所:

イズリントン

人口:

約24万(2018年現在)

景色:

草木が多くきれいな街並み

人々:

気取らず自然のままに暮らす

交通手段:

電車、地下鉄、バス

行き方:

日本〜ロンドン(直行便で約12時間)
ロンドンヒースロー空港〜イズリントン(地下鉄で約1時間)

通貨:

ポンド
1ポンド=約143円(2021年2月1日現在)

歩き方

地下鉄駅を降り、まずは中心街を目指します。途中でハーブを育てている修道院のお庭や、公園でエクササイズをする人など出会うことができます。
 街の方に出ると、年代物の食器が並んでいる骨とう市があり、イギリスの歴史の一部を垣間見ることができます。骨とう市を抜け小道に入ると運河に出ます。
 運河沿いでは「ロック」と呼ばれる水門を手で動かしているのを見ることができたり、停泊している船でパンを買うことができます。夕暮れ時の運河もとてもきれいなので必見です!

街を歩いてみて(ディレクター談)

歩いてみると、とにかく緑豊かな公園が多い!という印象を受けました。街も人もとても穏やかで、癒しを感じました。200年前に牛が通った道や、貨物を運んだ運河など歴史が色濃く残る場所もたくさんありました。

写真ギャラリー

街のなりたち

イズリントンは昔から水と関わりが深い街。中世より湧き水が出たり、17世紀には川が作られたり、街の水は生活用水としてロンドン市民の生活を支えてきました。
 街に水が多いことから、多くの植物も育つようになりました。今では自然と調和した住みやすい街としてロンドンでは人気です。

出会い

街の「水辺のパン屋さん」

運河に浮かぶ船の上でパンを売っている夫婦と出会いました。新型コロナがきっかけでパン作りを始めたんだそう。自宅兼パン工房の船で移動しながら毎朝、おいしいパンを地元の人たちに届けている。

街の「癒し場」

誰もが入れるコミュニティーガーデンで、健康ドリンクを作っている人たちがいました。他にもお庭ではハーブを育てたり、体操をしたり、みんな思い思いの時間を過ごしていました。

街の「幸せな場所」

1961年から続く人形劇場。人形師のこの女性は、人形がまるで生きているかのように上手に操っていました。地元の人たちは何世代にもわたって、ここに人形劇を見に来るのだそうです。

グルメ

【第1位】ビーガンカルボナーラ

卵、チーズ、肉を一切使用しないカルボナーラ。具材は肉厚なオイスターマッシュルームとケール。パスタに乾燥イーストを入れたカシューナッツクリームを絡めて作るヘルシーな一品。
<平均価格 £13 (約 1860 円)>

【第2位】産地直送 魚のグリル

漁師さんから毎日届く新鮮な魚をシンプルにグリルした料理。食材はすべてオーガニックで、野菜もさっと火に通すだけで素材そのもの味が味わえる1品。
<平均価格 £18.5 (約 2650 円))>

【第3位】コラーゲンたっぷりボーンマロー

牛の骨髄をオーブンで焼いた料理。イギリスでは高級食材として人気が高い。付け合わせのパセリのサラダとプルプル骨髄をパンの上に乗せていただく極上珍味。
<平均価格 £11.50 (約 1650 円)>

ちょっとより道

オリンピックの追体験ができる!?クイーン・エリザベス・オリンピックパーク

イズリントンから東へおよそ7km。2012年ロンドンオリンピックのために建てられたスポーツ複合施設、オリンピックパークへ。当時のオリンピックで使われた施設や広場などがそのまま残されており、現在は誰でも施設が利用できるようになっています。パークの真ん中にある展望台にはサプライズが待っているかも!?

語り:つぶやきシロー