2020年1月24日
厚生労働省「雇均局」の皆さん
パパママの悩み、語り合いランチ
2020年1月24日
厚生労働省のお昼どき、なにやらお弁当を囲む男女8人のグループを発見。
「いらっしゃい!」
雇用環境・均等局で働く皆さんです。
えーっと、ちょっと堅い名前なのですが、どんなお仕事を?
「男性の育児休業の取得促進に取り組んでいます」
「女性活躍を推進しています」
なるほど、よく見たら局の名前も「ワークライフバランス」に近いですね!
省内では、略して「雇均局」(こきんきょく)と呼ばれています。
きょう集まった方々、全員が子育て中。
仕事と家庭の両立に取り組むパパママが集まって、近況を話し合うランチ会をしているのだそうです。
早速、ランチを拝見しましょう。
まず、「弁当男子」と皆さんから呼ばれる谷中充さんのお昼。
ハンバーグや煮物にブロッコリー、彩り豊かですね~。毎日自分で作っているそうです。
7歳の息子がいる谷中さん、お子さんが生まれた時に1か月半育休を取得しました。
最近は小泉環境大臣の育休取得が注目を集めていますよね。政府は、男性の国家公務員にも取得を促していますが、7年前に取っていたとは!
「厚生労働省はわりと昔から、政務三役の政治家が、育休を勧めてくれる仕組みがあるんですよ。子どもが産まれる男性職員と上司が、大臣室や副大臣室に呼ばれて『育休取らないの?』って聞いてくれるので自然と取りやすいんです」
トップダウンで声をかけてくれれば取りやすいですよね。
ほかの省庁にも広がればいいですね。
続いては、5歳の娘がいる吉田麻衣さんのお弁当。
鶏肉と卵の親子丼、牛肉の煮物に、ほうれん草のおひたし。
あれ、下にラップを敷いているんですね。
「お弁当箱の汚れを減らして洗い物の時間を短縮しようと思って。やっぱり毎日、家事の時間がないので…」
国会を担当する吉田さん。会期中、時には泊まり込みになることもあるのだとか。
「帰れない時のために水のいらないシャンプーもデスクに常備してます。夫の仕事がフレックスなおかげで何とか助けられていますが、もう少し改善されるといいのですが」
ほかの皆さんからも両立の大変さを感じる声が。
「フルタイムのままお昼休みを30分に短縮して、その分早めに退庁して保育園のお迎えに行ってます」
「子育てで手が離せなくて、出勤できない時にはテレワークをしています」
審議官の本多則惠さん。子どもは大学生と高校生になり、子育ての先輩です。
「私は夫も厚生労働省の職員で、夜間もやっている保育園などに子どもを預けたりして夫と助け合って乗り切りました。仕事と子育てのバランスは人それぞれだけれど、夫婦ともに早く帰れる職場になれば両立はぐっと楽になる。それが広がるように、私たちも頑張りましょう」
最後にそれぞれ、お子さんの写真を見せてくれました。
「かわいい!」とお互いに見せ合う様子から、日々大変でも、この笑顔に支えられているんだろうなと伝わってきました。
ワークライフバランスの現場で働くみなさん、よい仕組みづくりをお願いします。
ごちそうさまでした!