断持ってはいけない」
細田氏 安倍首相3選に向け

来月の自民党総裁選挙をめぐり、安倍総理大臣の出身派閥、細田派の会長を務める細田前総務会長は「予断を持ってはいけない」として、安倍総理大臣の3選に向け、全力を挙げる考えを強調しました。

細田前総務会長は、松江市で記者団に対し、石破元幹事長が「政治に対する信頼を取り戻したい」として、総裁選挙への立候補を表明することについて、「今の党の在り方が、非常に問題だと断定できるかというと、そんなことはない。みんなそれぞれの役割を担って一生懸命やっており、今の状態がよくないから、変えなければいけないとまで言う必要はないのではないか」と述べ、けん制しました。

一方で、「今までも総裁選挙は、票を開けてみると意外な結果が出たことがあり、予断を持ってはいけない。われわれとしては安倍総理大臣に頑張ってもらうための努力をしたい」と述べ、安倍総理大臣の3選に向け、全力を挙げる考えを強調しました。

これに先立つ講演で、細田氏は「アベノミクスも成功し、今後とも外交、防衛を含めて、安倍総理大臣に当面続けてもらうほうがいいという判断は揺るぎない。安倍総理大臣は、今月後半になったら、正式に立候補表明すると思う」と述べました。