場や考え方は尊重」
額賀氏 竹下派自主投票へ

来月の自民党総裁選挙への対応をめぐり、竹下派を率いる竹下総務会長は、安倍総理大臣支持が大勢の衆議院側と、石破元幹事長を支持する参議院側で意見の隔たりが大きいことから、自主投票とする方針を派閥の幹部に伝えました。竹下派では、幹部が対応を協議していて、この方針を決定する見通しです。

自民党総裁選挙への対応を決めていない第3派閥の竹下派は、会長を務める竹下総務会長が7日まで所属議員から意向の聞き取りを行い、衆議院側は安倍総理大臣支持が大勢を占めた一方、石破元幹事長を支持する方向の参議院側は吉田参議院幹事長に対応を一任しました。

これを受けて、竹下氏は、双方の意見の隔たりは大きく派閥として支持する候補者を一本化することは難しいとして、自主投票とする方針を派閥の幹部に伝えました。

竹下派では、竹下氏や吉田氏らが対応を協議していて、自主投票の方針を決定する見通しです。

自主投票の方針が決まれば、所属する参議院議員21人の大半が石破氏を支持する見通しで、石破派以外でまとまった支持は初めてとなります。

前の会長で、派閥の最高顧問を務める額賀元財務大臣は記者団に対し「吉田氏に一任という参議院側の立場や考え方は尊重する。また、個人の思いがあるところも、許容していく」と述べました。