新型コロナ感染の妊婦
都道府県に受け入れ体制整備

千葉県で新型コロナウイルスへの感染が確認された妊婦の入院先が見つからず、自宅で早産となり、赤ちゃんが亡くなった問題を受け、田村厚生労働大臣は、感染した妊婦の受け入れ体制を整備するよう、都道府県に再度、要請する考えを示しました。

千葉県柏市で今月17日、新型コロナウイルスに感染し、自宅で療養していた妊娠8か月の女性が、入院の受け入れ先が見つからず、自宅で早産となり赤ちゃんが亡くなりました。

これについて田村厚生労働大臣は、閣議のあとの記者会見で「本当に痛ましいことが起こり心の痛む話だ。各都道府県には通知をし、妊産婦で新型コロナに感染した人の出産体制をしっかり確保するようお願いしているが、十分に体制が組めていなかった」と述べました。

そのうえで「今回は非常に早期で緊急の出産だったが、それでも対応できるよう、周産期医療での新型コロナ対応についても、しっかり確保してもらうよう、都道府県に再度、お願いし体制整備に努めていきたい」と述べました。