国民 玉木代表“天皇陛下を
開会式にお迎え 慎重判断を”

東京オリンピック・パラリンピックの開会式をめぐり、国民民主党の玉木代表は、開催の是非で国論が二分する中で天皇陛下が開会宣言をされれば地位を傷つけてしまうとして、式にお迎えすることは慎重に判断する必要があるという認識を示しました。

天皇陛下は東京オリンピック・パラリンピックの名誉総裁に就任していて、それぞれの開会式で開会宣言をされる方向で、関係機関による調整が進められています。

国民民主党の玉木代表は8日、記者団に「緊急事態宣言が出されている状況で、大会開催をめぐり国論が二分することについて、おことばをいただくことが国民統合の象徴としての地位も傷つけてしまうことになると思う」と述べました。

そのうえで、「安心して参加いただける環境を整えることが行政や政治をつかさどる者の務めで、できないのであれば陛下にお出ましいただくのはいかがなものか」と述べ、天皇陛下を開会式にお迎えすることは慎重に判断する必要があるという認識を示しました。