首討論「歴史的役割は
終わった」のか 見直し論

27日行われた党首討論をめぐり、自民党の派閥の会合では、本来の趣旨とかけ離れた内容だったなどと立憲民主党の枝野代表への批判が相次ぎ、討論の在り方や運用の見直しを求める意見が出されました。

逢沢元国会対策委員長
「野党第1党の党首が、いわゆるスキャンダルの追及に終始している姿はいかがなものか。討論が国民の期待に応えられているか、問題意識を持たなくてはならない」

麻生副総理兼財務大臣
「あれは討論ではなく演説というのではないか。党首討論はもともとイギリスのような2大政党を想定してスタートしたものであり、名前が変わる政党がいっぱいある今、在り方を考えなければならない」

岸田政務調査会長
「党首討論はそれぞれの党首が天下国家や基本的な内外の政策について骨太の議論を戦わすというのが本来の趣旨であり、質問する側も答える側も趣旨に沿うような議論をしなければならない。討論の意味を高める努力が必要だ」

石破元幹事長
「党首討論が歴史的役割を終えたとは思っていないが、国家の基本政策をあんなに短い時間で議論できるはずがなく、回数を増やすなどの改善や、みんなが見られる時間に開催するなどの工夫も必要だ。国民が聞きたいと思うことに応えるのが党首討論の役割であり、どうやってよりよいものするかが大事だ」