“無症状対象にPCR検査
継続的に監視”西村大臣

新型コロナウイルスの感染拡大の端緒を早期に把握するため、西村経済再生担当大臣は、閣議のあとの記者会見で、東京や大阪の繁華街などで、無症状の人を対象に幅広くPCR検査を行って継続的に監視していく考えを明らかにしました。

この中で、西村経済再生担当大臣は「感染が再拡大しないよう早期に探知するため、繁華街などで幅広くPCR検査を行い、モニタリングをしていく」と述べ、今年度の予備費からおよそ81億円を充て、無症状の人を対象に幅広くPCR検査を行って継続的に監視していく考えを明らかにしました。

そのうえで「緊急事態宣言が解除された地域や東京、大阪などの繁華街で、1日も早く検査を開始したい。複数の地点での合計で、少なくとも1日1万件以上は調査を行えるよう体制を整えたい」と述べ、地方自治体や民間の検査機関と連携し準備を急ぐ方針を示しました。

さらに、西村大臣は、都道府県や民間から検査のデータを個人情報を保護した形で提供を受けたり、SNS上での発信などもAI=人工知能で分析したりして、感染拡大の端緒を早期に把握する取り組みを進める考えを示しました。