菅首相長男が接待報道
「調査中 違反なら対処」

総務省の幹部4人が、衛星放送関連会社に勤める菅総理大臣の長男から接待を受けたと報じられたことについて、加藤官房長官は、記者会見で総務省などが調査しているとしたうえで、違反があった場合はしかるべき対処がなされるという認識を示しました。

総務省の幹部4人が、去年、衛星放送関連会社に勤める菅総理大臣の長男から、国家公務員倫理法に抵触する可能性のある接待を繰り返し受けていたと「文春オンライン」が報じ、菅総理大臣は3日夜、記者団に対し「私自身は全く承知していない。総務省で適切に対応すると思う」と述べました。

これについて、加藤官房長官は午前の記者会見で「公務員の倫理規程違反に関する事実関係の詳細について、総務省において人事院と連携のうえ調査が行われている。仮に違反する行為があったとすれば、国家公務員に対する国民の信頼を損なうものであり、しかるべき対処をされるものと承知している」と述べました。

そのうえで、記者団が「総務省の許認可に関する事実や経緯について、別途、第三者委員会などを立ち上げて調べる予定はないか」と質問したのに対し「まず事実関係の調査を行い、結果などを踏まえ、行政の判断のゆがみなどに関する対応について、総務省において判断されていくものと考えている」と述べました。

東北新社「事実関係調査中」

総務省の幹部4人が衛星放送関連会社に勤める菅総理大臣の長男から、接待を受けたと報じられたことについて、菅総理大臣の長男が勤める「東北新社」は「掲載されている事項に関して現在、社内で事実関係を調査中です。調査のうえ、適切な対応をして参ります」というコメントを出しました。