横浜・川崎の営業時短要請
来月11日まで延長

神奈川県は、横浜市と川崎市の飲食店などに要請している営業時間の短縮について、17日までとしていた要請の期間を来月11日まで延長することを決めました。また、黒岩知事は、県民に対し、年末年始にかけて、可能なかぎり、外出を自粛してほしいと呼びかけました。

神奈川県は、15日夜、新型コロナウイルスの対策本部会議を開きました。

この中で、県内では、感染の拡大が続いていて、このままでは医療提供体制の維持が難しくなる可能性があると報告され、県は、横浜市と川崎市の酒類を提供する飲食店などに要請している営業時間の短縮について、あさって17日までとしていた要請の期間を来月11日まで延長することを決めました。

現在、協力した事業者には1店舗当たり1日2万円の協力金を支給していますが、18日以降はこれを1日4万円に増額するということです。

さらに黒岩知事は、人と人が接触する機会を減らすことが重要だとして、県民に対し、年末年始にかけては可能なかぎり外出を自粛し、特に20代から50代の人は酒を提供する店や夜の繁華街に行かないでほしいと強く呼びかけました。

黒岩知事は「繁華街では、今も、マスクを外して騒いでいる人がいて、感染拡大の一因になっていると考えられる。このまま拡大が続けば、必要な医療を受けられなくなる可能性があるという危機感を持って、行動を変えてほしい」と話していました。