「首相動静を見る限り
お目にかかっていない」首相

加計学園の獣医学部新設をめぐり、安倍総理大臣は、愛媛県が国会に提出した新たな内部文書で学園の加計理事長と面談したと記載された日の前後の時期も含めて、みずからの動静を確認したところ、この時期に加計氏とは会っていないと説明しました。

加計学園の獣医学部新設をめぐって、愛媛県が国会に提出した新たな内部文書では、学園側からの報告として、愛媛県今治市が国家戦略特区に提案する以前の平成27年2月25日に、加計理事長が安倍総理大臣と面談し、獣医学部の構想を説明したなどと記載されています。

これに関連し、23日の衆議院厚生労働委員会で、安倍総理大臣は、野党側から2月25日の前後の時期も含めて加計氏と会っていないかと問われ、「首相動静などで調べるしかないが、それを見るかぎりお目にかかっていない」と述べました。

そのうえで、「それまでも何回か加計氏との食事は首相動静にも載っており、ことさら隠す必要はない。私のところに単独で会いに来たら載るのだろうと思う」と述べました。

また、この時期に加計氏と電話で話したかについては「3年前で記録が残っているわけでもないので、確たることは申し上げられない。いずれにせよ、獣医学部の新設についてのやり取りは一切していない」と述べました。

一方、第2次安倍内閣の発足後に加計氏と会った回数について、首相動静やフェイスブックなどで確認できた範囲では合計19回だと説明しました。