ロナとインフル”同時
流行の対策も議論を 厚労相

新型コロナウイルス対策を厚生労働省に助言する専門家の会合が開かれ、加藤厚生労働大臣は、新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に流行した場合の対策などを議論するよう要請しました。

会合の冒頭、加藤厚生労働大臣は、現在の感染状況について「新規感染者数は全国で1000人を超える状況が続いてきたが、この2週間ぐらいは若干減少傾向にある」と述べました。

そのうえで、医療施設や高齢者施設での積極的な検査を通じて、感染防止の強化に努める考えを示しました。

また、加藤大臣は「この冬のインフルエンザ流行期に向けて発熱などの症状の出る人が増加することも見越して、検査体制や医療提供体制の確保についてご意見をいただきたい」と述べ、秋から冬にかけて新型コロナウイルスとインフルエンザが、同時に流行した場合の対策などを議論するよう要請しました。