民 谷川議員陣営7人
買収の疑いで書類送検

3年前の衆議院選挙で、長崎3区で当選した自民党の谷川弥一議員の陣営が法律の規定を超える報酬を運動員に支払うなどしたとして、警察は陣営関係者や運動員合わせて男女7人を公職選挙法違反の買収の疑いで書類送検しました。

書類送検されたのは平成29年の衆議院選挙で長崎3区で当選した谷川弥一議員の陣営の関係者や運動員で長崎県内に住む44歳から82歳までの男女7人です。

警察によりますと、7人は当時、法律で規定された報酬を超える額を運動員に支払ったり受け取ったりしたとして、公職選挙法違反の買収の疑いが持たれています。

書類送検された1人で、当時の会計担当者が告発して警察が捜査を始め、証拠がそろったとして18日、7人の書類を長崎地方検察庁に送りました。

警察は7人の認否を明らかにしていませんが、捜査関係者によりますと、複数の運動員は法律の規定を超える報酬を受け取ったことを認めているということです。

谷川弥一議員は「自身の選挙の陣営の一部にこうした疑いが持たれたことを大変重く受け止めている。このような事態に至り、大変申し訳なく思っている」などとするコメントを出しました。

谷川弥一元副大臣「重く受け止めている」

自民党の谷川弥一元文部科学副大臣は「自身の選挙の陣営の一部に、こうした疑いが持たれたことを大変重く受け止めている。いずれにしても事実関係は、今後の捜査や司法の場で明らかにされると思う。このような事態に至り、日頃からご支援いただいている皆様に、ご迷惑とご心配をおかけしたことについて、大変申し訳なく思っている」というコメントを出しました。