崎市 ひとり親世帯など
対象に独自の給付金支給へ

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、川崎市は市内のひとり親世帯を対象に独自の給付金を支給することを決めました。

川崎市によりますと、給付金の対象はことし3月から今月のいずれかの月に、児童扶養手当の受給対象となった市内在住のひとり親世帯などで、子どもの人数にかかわらず1世帯当たり一律、2万円が支給されます。

対象の世帯であれば申請の手続きは不要で、7月上旬までに順次、振り込まれるということです。

およそ6200世帯が対象になるということで、市は1億2500万円余りの予算を見込んでいます。

ひとり親世帯への給付金については、神奈川県内では平塚市と綾瀬市が3万円を、愛川町が2万円をそれぞれ支給することにしています。

川崎市の福田紀彦市長は「市のアンケート調査でひとり親世帯は6割が非正規雇用だった。緊急事態宣言が延長され経済的な厳しさが増すなか、金額は多くないが少しでも助けになればと思う」と話しています。