女支援団体視察の自民
議員ら「私から厳重に注意」
 

虐待や性暴力の被害にあった少女たちを支援している団体が、自民党の国会議員らの視察を受け入れた際に、事前の約束と違って大人数で訪問され、セクハラ行為などもあったとして、ツイッター上に謝罪を求める抗議文を掲載したことについて、安倍総理大臣は参議院予算委員会で、自民党総裁として陳謝し、厳重に注意する考えを示しました。

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、虐待や性暴力の被害にあった少女たちを支援している団体が今月、馳元文部科学大臣など自民党の国会議員らの視察を受け入れた際に、事前の約束と違って大人数で訪問され、セクハラ行為などもあったとして、ツイッター上に謝罪を求める抗議文を掲載しました。

これについて、安倍総理大臣は参議院予算委員会で、「この団体は困難な問題を抱える若年女性に対して、声かけを行い、居場所を提供するなど、大変重要な活動を行っている。参加した議員からは、謝罪の意が示されていると承知しているが、こうした大変困難な方々に対しては、最大限の配慮をすべきだった」と述べました。

そのうえで、「大変なご迷惑をおかけし、気持ちを傷つけることになったことは自民党総裁として申し訳ない。傷ついた皆さんに対して、さらに気持ちを傷つけるということだった訳なので、私から厳重に注意したい」と述べました。