いたま ドライブスルー
でPCR検査 施設設置へ

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、さいたま市は、検査体制を強化するため、車に乗ったままPCR検査を受けることができるセンターなどを、5月から市内に4か所程度作ることを明らかにしました。

これはさいたま市の清水市長が28日の記者会見で明らかにしました。

それによりますと、地域の医師会などに運営を委託してウイルス検査を行う「地域外来・検査センター」を5月から新たに市内に4か所程度設置するとしています。このセンターでは、車に乗ったままPCR検査を行う「ドライブスルー方式」などで検体を採取し、民間の検査機関で検査を行うということです。

PCR検査をめぐっては、さいたま市の保健所の所長が4月10日、「病院があふれるのが嫌だったので、少し厳しめに本当に陽性になりそうな人を検査する方針があった」と述べたことから、市長が謝罪するなど問題となっていました。

清水市長は、「今回の設置で、多くの人に検査機会を提供できる。民間の医療機関などとも連携して体制を強化したい」と述べました。

このほか、清水市長は、みずからと市の三役などの今年度の給与を減額し、その合計およそ2000万円を新型コロナウイルスの感染対策事業に充てることも発表しました。