宿舎に入れと命じたが
返金は副大臣の判断」防衛相

山本防衛副大臣が、危機管理上必要だったとして公費で防衛省近くのホテルに宿泊していたことについて、河野防衛大臣は、宿泊費を返金するかどうかは、山本副大臣が判断すべきだという考えを示しました。

山本防衛副大臣は、都内に宿舎を確保しておらず、危機管理上必要だったとして、前回、副大臣を務めたときも含め、140回余りにわたって防衛省近くのホテルに宿泊し、防衛省が、117万円余りを支払っていましたが、その後、河野防衛大臣の指示を受け、現在は、東京・港区にある議員宿舎に入居しています。

これについて、河野大臣は記者会見で、「国会議員は宿舎に入れるのだから、私の方針として『入れ』と命じた。それ以降に、そうした支出があるならば、返金を命ずると思うが、それ以前については、返金を命ずるつもりはない」と述べました。

そのうえで、河野大臣は、「副大臣には副大臣の判断があると思うので、私がとやかく申すつもりは無い」と述べ、宿泊費を返金するかどうかは、山本副大臣が判断すべきだという考えを示しました。