での待機は14日間
必要に応じ追加検査も」

クルーズ船で新型コロナウイルスの集団感染が発生したことをめぐり、加藤厚生労働大臣は衆議院予算委員会で、乗客・乗員を原則14日間、船内にとどめる措置を行うとしたうえで、必要に応じて追加のウイルス検査を行う考えを示しました。

この中で加藤厚生労働大臣は、クルーズ船で3700人の乗員・乗客のうち、これまでに合わせて102人の検査結果が判明し、合わせて20人の感染が確認され、これらの人たちの病院への移送に取り組んでいることなどを説明しました。

そのうえで加藤大臣は、5日から乗員・乗客を船内の客室にとどめる措置を行っているとしたうえで「断言はできないが、こうした行動で感染しにくい状況が生まれており、14日間で健康観察期間は終了する」と述べました。

また加藤大臣は「課題となるのは相部屋の方で、同じ部屋の相方が発生したら、もう1人は別途の管理が必要となる」と述べました。

そして「特に基礎疾患がある方に症状が出れば重篤になるので、幅広くウイルス検査をやろうと思っている。処理する限度もあり、優先順位を付けながら、しっかりやる」と述べ、必要に応じて追加の検査を行う考えを示しました。

さらに加藤大臣は、マスクの品薄状態が続きインターネット上で高値で転売されるケースが出ていることについて「物資の供給がしっかり適正な価格でなされることは非常に大事であり、政府として努力していきたい」と述べました。