閣府から漏えいなし
民間人が第三者に伝えた」

国家戦略特区をめぐり、政府側に通告した質問内容が委員会の前に外部に漏れていたと、国民民主党の議員が指摘していることについて、北村地方創生担当大臣は、質問通告を受けた民間人が第三者に伝えたもので、政府の対応に問題はないという認識を示しました。

国民民主党の森ゆうこ議員が、今月15日の参議院予算委員会で、政府の国家戦略特区に関する質問を行うのにあたって、政府側に通告した質問内容が、委員会の前にインターネット番組で取り上げられるなど外部に漏れていた疑いがあるとして、国民民主党などが調査に乗り出しています。

これについて、国家戦略特区を担当する北村地方創生担当大臣は、閣議のあとの記者会見で、委員会に出席を求められた国家戦略特区ワーキンググループの原座長代理に対し、内閣府が森議員からの質問通告の内容を伝えたことを明らかにしました。

そのうえで北村大臣は、原氏が知人の大学教授に内容を伝えていたとしたうえで、「内閣府から漏えいした事実はないと確認している。質問通告を受けた私人が内容などを第三者に伝えることについては、特段の定めはない」と述べ、政府の対応に問題はないという認識を示しました。