京五輪おもてなしで
44億円の予算要求へ

外務省は、東京オリンピック・パラリンピックに合わせて来日する各国首脳らのおもてなしの費用として来年度予算案の概算要求で44億円を求める方針です。

外務省は、来年度予算案の概算要求で、今年度の当初予算より633億円多い、7939億円を求める方針を固めました。

この中では、来年の東京オリンピック・パラリンピックでは、国際社会の理解と支持を得る必要があるとして、この機会に日本を訪れる各国首脳ら要人をもてなす接遇費用として44億4000万円を盛り込んでいます。

また、外務大臣の海外出張で時間を効率的に使いたいとしてチャーター機の利用をさらに進めるため、利用時間と費用がともに今年度の2倍以上となる500時間分、10億5000万円を盛り込むことにしています。

このほか、地球規模の環境課題の解決に貢献するため、海洋プラスチックごみ対策や水問題に関する国際会議を、日本で開催するための費用を計上するほか、AI=人工知能を搭載する兵器をめぐって、国際的なルールの策定に積極的に関与するための調査研究費などを盛り込む方針です。