コレラ感染「重大局面」
対策を徹底 菅官房長官

ブタの伝染病、豚コレラの感染が拡大していることについて、菅官房長官は極めて重大な局面を迎えているとして、感染拡大の要因となっている野生イノシシへのワクチンの散布など、対策を徹底していくと強調しました。

ブタの伝染病、豚コレラは、去年9月に岐阜県で発生が確認されたあと、これまでに7府県に拡大していて、終息する見通しが立っていません。

これについて菅官房長官は記者会見で「さらなる発生を予防することが第一だ。極めて重大な局面を迎えているとの認識のもと、政府一体となって、野生イノシシへのワクチン散布などの対策を徹底して強化している」と強調しました。

一方、岐阜県などが要望している、農家が飼育しているブタへのワクチンの接種については、豚肉の輸出への影響などの課題もあるとして慎重に検討していく必要があるという認識を示しました。