池知事の推薦 都連と
してはありえない」下村氏

次の東京都知事選挙をめぐって、自民党の二階幹事長が小池知事に協力する考えを示したことに対し、自民党東京都連の下村最高顧問は、都知事としての実績に問題があるとして、都連として小池知事を推薦することはありえないと強調しました。

来年7月に任期満了を迎える東京都知事選挙について、自民党の二階幹事長は今週、記者会見で、「小池知事が立候補すれば、全面的に協力するのは当たり前だ。実績は、見て分かるのではないか」などと述べました。

これについて、自民党東京都連の最高顧問を務める下村元文部科学大臣は7日、記者団に対し、「小池知事の実績が問題だからこそ、都議会で議論している。築地と豊洲の問題をただしていくことは、自民党として当然のことだ」と指摘しました。

そのうえで、「都知事選挙には自民党の推薦する候補者を出すのが当然だ。小池知事を推薦するというのは、今の段階で都連としてはありえない」と強調しました。

そして、下村氏は二階氏が今後は発言を控える考えを示したことについて、「都議会で自民党が小池知事と戦っている最中で、その現場の空気が分かったのではないか」と述べました。