計やくい打ちの深さ
然るべき時期に説明」防衛相

アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、岩屋防衛大臣は、埋め立て区域の軟弱地盤の改良工事は「実績のある工法で可能だ」としたうえで、具体的な設計などは今後説明する考えを示しました。

沖縄のアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、防衛省は埋め立て区域の4割で最大で深さ90メートルの軟弱地盤が見つかり、およそ7万7000本のくいを打ち込む改良工事が必要だという検討結果をまとめました。

衆議院予算委員会で岩屋防衛大臣は、地盤の改良工事について「実績のある工法で可能だと確認している。どういう設計で、どのくらいの深さのくい打ちが必要かは、しかるべき時期に説明したい」と述べました。

また、防衛省の鈴木整備計画局長は「海外では、韓国で深さ70メートル、国内では、横浜港でくい1700本、深さ最大65メートルの実績がある。また、羽田空港では25万本、関西空港では103万本の実績があるが、この2つの最大の深さは44メートルだ」と述べました。

一方、立憲民主党の枝野代表がこうした工事にかかった具体的な期間や費用を質問したのに対し、鈴木局長は「施工業者の了承を得る必要もあるので、精査したい」と述べるにとどまりました。