泉元首相がポスト安倍を
評価「みんな一長一短だ」

小泉元総理大臣は、14日、民放の番組収録で、ポスト安倍と目される議員たちについて聞かれ、それぞれの評価を語り、「みんな一長一短だ」として、予想がつかないと述べました。

石破元幹事長について
「第1候補とみられている。もっとはっきり(ものを)言った方がいいんじゃないか。歯切れが悪い。ワンフレーズで、私はよく批判された。しかし、政治家にとって大事なのは、できるだけ短く分かりやすく言うこと。挨拶はどんな会合でも3分以内で収めろと。結論が大事だ」

岸田政務調査会長について
「岸田さんも、将来の候補者だ。頭は良さそうなんだけどね。頭のいい人が話が分かりやすいかと言えばそうでもない。難しい話をいかに分かりやすく言うかだ。これからはっきり短く言おうと思った方がいい」

河野外務大臣について
「今は、大臣になったから遠慮しているのだろうが、十分な候補だと思う。結構、いろいろ発言しているから、あとはどうやって実績を積んでいくか、信頼を得るかだろう」

小渕優子元経済産業大臣について
「会ったこともないが、数少ない女性政治家として、期待されていることは事実だ。できるだけ、これからはっきり(ものが)言えるように心がけた方がいい」

息子の小泉進次郎氏について
「進次郎も、政治家だから、できたら総理になってみたいという気持ちはあると思う。私より、勉強家で努力家であるのは事実。若いけど、周りへの配慮が私よりある。(足りないのは)経験。野球だってサッカーだって勘というのは大事。経験があるから勘が働く。賛否両論は、必ずどんな問題でも出てくるが、それを乗り越えていく過程で備わってくると思う」