を応援」野党議員が
玉城知事と工事中止で連携

沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設をめぐって、立憲民主党など野党の国会議員が、名護市辺野古の埋め立て予定地を視察したあと、玉城知事と会談し、ともに連携して埋め立て工事の中止を求めていく方針を確認しました。

沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設をめぐって、立憲民主党など野党の国会議員10人が16日、名護市辺野古の埋め立て予定地を訪れ、船の上から、土砂が運搬船からダンプカーに積み込まれる様子や、周辺に生息しているサンゴなどを視察しました。

このあと野党の議員は、沖縄県庁で玉城知事と会談し、立憲民主党の川内博史氏が「国によって強行されている違法な埋め立ての状況を確認しに来た。真の意味で県民に心を寄せて、県を応援していきたい」と述べました。

これに対し、玉城知事は「サンゴの保全や軟弱地盤の問題などがあり、日米の安全保障の名目で辺野古が唯一という理由だけで基地が造られることに憤りを禁じえない」と応じ、ともに連携して埋め立て工事の中止を求めていく方針を確認しました。

一方、沖縄防衛局の担当者らに対するヒアリングでは、野党の議員から、安倍総理大臣が「土砂投入にあたって、あそこのサンゴは移している」と発言したことを踏まえて、これまでに移植したサンゴの状況などを確認する質問が相次ぎ、担当者は、これまでに9群体を移植したなどと説明していました。