マリアンナ医科大の対応
「何をしているのか」文科相

柴山文部科学大臣は、記者会見で、不適切な入試はなかったとする川崎市の聖マリアンナ医科大学の対応に不快感を示し、外部の有識者などで作る第三者委員会を設けて、速やかに事実関係を調査するよう求めました。

川崎市の聖マリアンナ医科大学は、ことしの入試で男子や現役生を優遇したと文部科学省から指摘を受けましたが、大学は「属性による一律な評価は行っていない」と否定し、外部の有識者などによる第三者委員会を設けず、内部で調査する方針を示しています。

柴山文部科学大臣は記者会見で、大学の対応について「率直に言って何をしているのだろうと思う」と述べ、不快感を示しました。

そのうえで「文部科学省としては、中立・公正な立場で、速やかに事実関係を調査することが必要だと繰り返し言ってきた。今後どう対応するかしっかりと見極めたい」と述べ、第三者委員会を設けて速やかに調査するよう求めました。