かんさい深掘り

2022年02月28日 (月)

2022年2月の関西のニュース 一番注目されたのは?

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北京オリンピックに、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻、コロナによる医療ひっ迫…2月も様々なニュースをお伝えしました。

ニュースや特集は、インターネットではどのように見られているのか。

2022年2月に注目を集めたNHKの関西のニュースや特集について振り返ります。

こちらがランキングです。

黄色く表示されている特集記事はクリックすると記事に飛びます。

 

『2022年2月 関西で注目されたニュースや特集』

1位 東近江市に「コストコ」 滋賀県内で初出店へ    21日

2位 特集)障害者の性被害 立件に大きな壁        4日

3位 特集)しゃべりたくてもしゃべれない「場面かん黙」 15日

4位 「まん延防止」大阪など17道府県で延長へ     17日

5位 特集)地元で赤ちゃんが産めないなんて        1日

6位 救急医療ひっ迫続く 現場医師「限界に近い」    22日

7位 特集)使用済みおむつ持ち帰らなきゃならないの   17日

8位 大阪の病院でクラスター 70人感染          9日

9位 特集)コロナ禍の高校生のリアル           16日

10位 大阪 コロナ集計システム1万2700件入力漏れ    3日

 

滋賀県内向けのローカルニュースが1位に

意外にも1位はコストコの滋賀県進出。この日、東近江市の市長が記者会見で明らかにしました。

滋賀県内向けのローカルニュースだったのですが、滋賀県民の関心は非常に高く、

「うわさは本当だった」「田舎だと言われてきたが、コストコあると自慢できる」

などと、ネットで盛り上がりを見せました。

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市は8年ほど前から誘致を進めていたということで、早ければ再来年の夏ごろオープン予定だということです。

 

「場面かん黙」に注目集まる

また、特集記事でも注目が集まったのが滋賀県のニュースです。

3位の「しゃべりたくてもしゃべれない」は、「場面かん黙」という症状がある女性画家を取材した記事です。

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家族の前では普通に話せるのに、知らない人の前では話したくても話せないという症状。

NHK大津放送局に届いた1通の取材依頼の手紙から取材が始まりました。

 

取材も直接会話ができなかったため母親を通して行いましたが、取材の最後に女性から絵手紙が届きました。

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絵手紙には大きなサザンカの花と「ありがとう」という言葉と友に、花言葉「困難に打ち克つ」という文字が添えられていました、

取材した記者は「言葉が話せなくても気持ちは伝わる」と感じたといいます。

記事を読んだ人からは「こういう人がいることを知らなかった」「自分の知り合いもそうだったのかもしれない」などとコメントが寄せられていました。

 

専門家によると、場面かん黙は1000人に2人~5人の割合で発症するそうです。

記事を通して「場面かん黙」が多くの人に理解されてほしいと思います。