新潟の投手陣引っ張る 元DeNA、巨人 三上投手の挑戦!
- 2024年02月20日
ことしからプロ野球2軍に参加するオイシックス新潟アルビレックスBCには、かつて活躍したプロ1軍への復帰を目指す選手たちがいます。今回はDeNAや巨人でプレーした三上朋也投手を取材。けがを克服し、チームを引っ張ろうと意気込む三上投手の思いを聞きました。(新潟放送局 記者 阿久津忠寛)
選手としてのプレーを求め 新天地・新潟へ
190センチの長身から投球を繰り出す、三上朋也投手(34歳)です。
今シーズン、オイシックス新潟アルビレックスBCに加わりました。
三上投手
新潟のファンの方を含め野球ファンの人に少しでも印象に残る結果を出したい。
三上投手は2014年にドラフト4位でDeNAに入団。
ルーキーイヤーから、抑えに中継ぎにとフル回転。勝利への貢献度を示すホールドの数はDeNA在籍の9年間で球団の日本選手として最多となる114を記録。チームを支えました。
しかし毎年のように60試合前後投げ続けた三上投手は、しだいに右ひじの痛みに悩まされるようになり、2019年のシーズン中に手術を受けました。その後、思うような結果を残せず2022年にDeNAを、よく2023年には巨人を戦力外となります。
プロの球団から職員としての打診もありましたが選手としてプレーし続けたいという思いは捨てられませんでした。
三上投手
やっぱり自分が納得するまでやりたい。オファーをいただいてチームの方とコミュニケーションをとっていくうちに新たなチャレンジをするという気持ち、チームの熱意というものにすごく共感するものがあった。
リハビリの結果、右ひじは回復。体全体の柔軟性を高めてケガの予防に努めつつ、キャンプでは原点に帰って低めに丁寧に投げることを意識しています。
マウンド度胸を前面に 監督も信頼
橋上秀樹監督は、緊張感のある場面でも力を発揮できる投手だとして試合終盤の大事な1イニングを任せたいと信頼を寄せています。
三上投手
マウンド度胸というか勝負に対する気持ちというのを前面に出して投げていく。
新天地でのプレーを決意した三上投手。
いま刺激を受けているのが、同い年でオリックスでプレーした経験をもつ吉田一将投手です。新潟で3シーズン目となる吉田投手とともに投手最年長としてチームを引っ張っていこうとしています。
三上投手
まったく新しい戦いがことしから始まるので、コミュニケーションをしっかりとって、みんなでまとまって戦っていけるように、そういう話はよくしている。
新潟からプロの1軍へ。
三上投手は復帰をめざしつつ、チームに貢献していく決意です。
三上投手
まずはチームの勝ちというところで自分は何ができるのかという仕事をしっかり理解しながら、全うできたらと思っている。
ふだんの三上投手はとても穏やかで、若手選手たちから慕われている様子でした。
日本代表や海外リーグでもプレーしてきた三上投手。その経験をほかの選手に伝えながら活躍してもらえたらと思います。
シーズン開幕は3月16日。ヤクルトと対戦します。