J1アルビ 小島・三戸両選手と今季振り返り
- 2023年12月05日
サッカーJ1アルビレックス新潟は12月3日、ホームで最終戦に勝って今シーズンを締めくくりました。6シーズンぶりにJ1に復帰したチームを支えた小島亨介選手と三戸舜介選手をNHK新潟放送局のスタジオに招き、シーズンの手応えや今後の抱負をたっぷり聞きました。
J1でのシーズンを終えて
6シーズンぶりのJ1での戦いとなったアルビレックス新潟は最終戦に勝利し、通算11勝12引き分け11敗、勝ち点「45」。18チーム中10位でシーズンを終えました。
はじめにゴールキーパーの小島選手は今シーズンが終わったことについて「(実感は)まだありません」と答えたうえで、次のように振り返りました。
小島亨介選手
攻守において手応えを感じたが特に攻撃のところで後ろからの組み立てから多くのシュートチャンスを作ることができた。カテゴリーが上がるということで高い基準を持って生活し、筋トレも継続してしっかりやっていた。
「シーズンが深まるにつれ、体がだんだん大きくなっていった印象ですが」というキャスターの質問に小島選手は「ユニフォームがワンサイズ小さくなったってことなのかな」と冗談交じりに答えていました。
また三戸選手は今シーズン31試合に出場して4得点を挙げ、ベストヤングプレーヤー賞を受賞するなど飛躍を遂げました。こうしたシーズンについて三戸選手は。
三戸舜介選手
うれしいですが本当に自分でいいのかという気持ちはあります。シュートでは昨シーズンの自分を超えられたと思います。
小島選手 PKを止める極意は「本能」
今シーズンの小島選手はビックセーブやPKストップなどシーズンを通して多くのピンチを救い、チームを後ろから支えてきました。研ぎ澄まされた勘と抜群の瞬発力で、指一本でボールをはじきゴールを守ることもしばしば。サポーターからはこんなことばが。
それにしても、どうしたらあんなにペナルティーキックを止めることができるのか。その極意について聞かれた小島選手は、自信を感じさせる表情で答えました。
小島選手
本能ですね。それに尽きると思います。日頃の練習の積み重ねであとはもう本能です。
こうした活躍を重ねるなか、ことし10月には日本代表に追加招集された小島選手。そのときの気持ちについては。
小島選手
僕が一番びっくりしました。発表の前夜に連絡があり、しっかりアピールしようと身が引き締まった思いでした。代表はプレーの強度が高く「この基準を常に持っておかないといけない」と思いました。
三戸選手 シュートは昨シーズンを超えた
一方の三戸選手。月間ベストゴールを受賞した横浜F・マリノス戦のスーパーゴールや川崎戦での得点につながったポスト直撃のロングシュートなどが印象に残っています。サポーターにも鮮烈な印象を残しました。
月間ベストゴールを受賞した横浜戦のゴールについて三戸選手は。
三戸選手
気持ちよかったです。あの位置からのシュートも練習していたので、ほんと練習通りだったと思います。シュートでは昨シーズンの自分を超えられたと思います。
ことしは世代別の日本代表にも繰り返し名を連ねた三戸選手。世界を相手に経験を重ねました。2024年のパリオリンピック出場への期待も高まっていますが、世界の舞台もあくまでJリーグの延長線上にあるという考えです。
三戸選手
自信つきましたし、そこからプレーのところで自分らしいプレーが出てきたかなと思います。(パリオリンピックに向けては)自チームでしっかり結果を出すことが大事だと思うので、試合に出続けるということが一番大事だと思っています。
アルビサポーターへのメッセージ
最後にサポーターの皆さんに、2人からメッセージをもらいました。はじめに小島選手は。
小島亨介選手
1年間熱い応援をありがとうございました。サポーターの皆さんとともに成長できた1年だったと思います。選手と同じようにサポーターの皆さんもしっかり休んでください。
そして三戸選手は。
三戸舜介選手
今シーズン1年間、熱い応援、ありがとうございました。皆さんの応援のおかげでいまがあると思っています。来シーズンも応援をよろしくお願いします。
来シーズン、新たな山の頂を目指して戦う選手たちから目が離せません。