新潟市でG7財務相・中央銀行総裁会議 「おもてなし」は?
- 2023年05月10日
5月11日から新潟市で始まるG7財務相・中央銀行総裁会議。県内自治体はさまざまな「おもてなし」で県内の食や文化を世界にアピールするねらいです。担当記者が解説します。
開催地 新潟市や県 どのような姿勢で臨む?
市や県などでつくる協議会はさまざまな「おもてなし」で新潟の魅力を世界にアピールしたい考えです。
期間中には各国の代表団を歓迎するレセプションが開かれ、ここではのどぐろの握りずしなど県内産の食材を使った料理や地酒をふるまいます。
また式典では古町芸妓の踊りや新潟市出身の三味線奏者の演奏が披露され、文化面でも魅力を発信します。
さらに各国の関係者や海外メディアに地域の歴史や文化に触れてもらおうと7つのプログラムも用意されています。
7つのプログラムとは?
このうちの1つは佐渡市を訪れるツアーで、日本政府が世界文化遺産への登録を目指す「佐渡島の金山」に関連する史跡をめぐり、江戸時代の坑道「宗太夫坑」や「佐渡奉行所跡」などをガイドと回ります。
また「燕市産業史料館」で金属加工業の発展の歴史を学んでもらうコースや、小千谷市の「錦鯉の里」、長岡市山古志地区の棚田、新潟市の「北方文化博物館」や老舗の酒蔵などをめぐるコースもあります。
さらに日本を代表するサブカルチャーである「アニメ・漫画」文化を体験できるコースも。「新潟市マンガ・アニメ情報館」では新潟が生んだ人気漫画家やアニメーターの代表作が紹介されるほか、声優の仕事を体験できます。
今回の会議は、関係自治体にとっては県内の食や文化を世界にアピールする機会にもなりそうです。