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『上中下越に佐渡(さぁ~ど~)ぞ!』新潟市東区

  • 2022年05月11日

 

新潟市東区

新潟県にある37の市区町村の魅力をお届けする『上中下越に佐渡(さぁ~ど~)ぞ!』。第4回は新潟市の東区です。東区の人口はおよそ13万人。新潟空港や新潟西港があり、新潟市の玄関口として知られています。

東区といえば有名なのが工場夜景。東区では夜景を含めて「東区産業風景フォトコンテスト」も開催し、工場を街の魅力としてPRしています。実際に区内には「204」もの製造業の会社があり、新潟市内で最も多くなっています。夏頃には毎年行われる「夜景ツアー」は申し込みが殺到して抽選が行われるほど。

鉄道車両の工場に潜入!

そんな工場の街 東区で今回着目したのが様々な工場や保守作業の現場などで使用される専門の鉄道車両を作る工場です。たとえば、モノレールの保線作業を行う工作車や森林鉄道で使われるトロッコ列車などなど…。

工場は操業からおよそ60年。日本全国のみならず、海外からもオーダーメイドで受注し生産を行っています。番組ではそんな車両の中から完成し出荷を待っていた2台の車両を紹介しました。

車両移動機

リポーターの阪本が実際に乗車させていただいたこちらの車両。鉄道の車両基地で客車の入れ替えなどをするための車両です。

車両内部の様子

1台で電車10両、およそ280トンもの重さを運ぶことができる力持ち。また、受注先からの要望でレールの上だけでなく、普通の道路も移動できるよう車輪とは別にゴムタイヤも備えています。1分ほどで車輪とタイヤの入れ替え作業ができるため、車両基地などで何本も並行する線路をすぐに乗り換えることができます。

製鉄所用機関車

番組内で紹介したもう1台の車両が製鉄所用の機関車です。放送の翌日に大分県の製鉄工場に出荷されることになっていて、当日は運搬のために車体上部のカバーと車輪が外されている珍しい状態でした。

溶かした鉱石を運ぶときなどに使用されるこちらの車両。車輪だけで20トンある大型の機関車で1300トンをけん引することが出来ます。

運搬のため解体される前の車両

前面のパネルが耐熱板となっていて耐熱温度はおよそ300℃。製鉄所内で危険な場所に近づいたり、頻繁に前後を入れ替えたりするため人が乗り込まなくてもリモートで操作できるようになっています。

車両を操作するリモコン

工場の魅力いっぱい

今回ご紹介した工場をはじめ様々な工場がある東区。東区では「工場に行こう。」という観光ガイドブックも作成し、魅力をPRしています。見学をすることが出来る工場も多いので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

魅力いっぱいの東区へ、みなさんも「さぁ~ど~ぞ!」

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