被爆から72年。長崎原爆に関するさまざまな知識・情報を夕方のニュース「イブニング長崎」で毎日、お伝えします。

原爆ノート96「子らのみ魂よ」城山小学校の前身の旧城山国民学校は、爆心地から西に500メートルにあり、通っていた児童や教師など1400人以上が原爆の犠牲になりました。「子らのみ魂よ」は、亡くなった児童や教師を悼んで、長崎市立博物館の学芸員だった島内八郎さんが作詞し、長崎市議会の事務局長を務めた木野普見雄さんが作曲して、昭和26年8月に作られました。城山小学校では、深い悲しみと平和への祈りが込められたこの歌を大切に歌い継いでいて、8月9日の平和祈念式典では山里小学校で歌われている「あの子」と交互に、2年に1度披露しています。被爆から70年たった今では、各地の学校でも歌い継がれているほか、イタリアの小中学校にも広まり、この歌を通して平和を願う思いは国境を越えています。
前のページへ 1 次のページへ

          
▲ ページの先頭へ