宮崎県 鉄道 廃線|懐かしの旧国鉄・妻線
- 2022年11月10日
ふるさとの「足」旧国鉄・妻線
妻線は1913(大正2年)に全身の宮崎県営鉄道として開業。その後、徐々に路線を伸ばし、今からちょうど100年前の1922(大正11年)8月に西都市の杉安駅まで開業。全線が開通しました。
妻線の駅(廃線時)は
佐土原ー西佐土原ー黒生野ー妻ー穂北ー杉安 全長19.3kmの短いローカル線でした。
開業以来、通勤通学の足として、また木材や農産物などの輸送など、
地元で大きな役割を果たしてきました。昭和30年代には一ツ瀬川のダム建設もはじまり、資材の輸送など活況を呈したといいます。
しかし、マイカーの普及などで利用者は減少し、赤字路線に。
昭和56年には国鉄から廃止対象路線に指定されました。
それでも存続を求める声は多く、廃止反対の駅伝まで開かれたほど。
しかし、願いは叶わず昭和59年12月1日に廃止となってしまいました。
営業最終日には沿線に2000人も集まり、最後のお別れをして、妻線は70年の歴史に幕をおろしました。
妻線跡 いまどうなっている?
妻線の廃線跡はいまどうなっているのでしょうか。
線路跡は、宮崎県道365号宮崎佐土原西都自転車道線、通称『一ツ葉・西都原自転車道』というサイクリングロードの一部として利用されていました。
三財川に架かる濁川橋には車輪のモニュメントも置かれていました。
ここに鉄道が走っていたことを今に伝えてくれています。
西都市の中心部、妻駅の跡地に隣接する児童館には駅名標が残っていました。
列車の音は聞こえなくなりましたが、
そこには子どもたちの楽しげな声が響いていました。
妻線のお宝映像を大公開!
今回ご紹介した「妻線」。NHKに残る貴重な映像でさらに振り返っていきます。
昭和59年に放送された…
「明るい農村 ローカル線風土記 さよならふるさとの足 ー宮崎県妻線ー」
という番組の一部をWEB特集として公開しています。
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