宮崎 大平気象予報士に聞く 天気イラストの描き方の極意!
- 2022年07月08日
平日午後6時10分から、総合テレビ(宮崎県域)でお送りしている「てげビビ!」に、小学6年生の内山さくらさんから質問が届きました。「気象予報士の大平真理子さんみたいにイラストが上手くなるにはどうしたらいいですか」とのことです。大平さんは気象コーナーでいつも、その日の天気予報を楽しいイラストにしてくれています。早速、イラストの描き方の極意を聞いてみました!
アイデアは午前中に降りてくる
大平さんが持っているのは、台風が暑さをお土産に置いて行ったというテーマで描いたイラスト。こうしたイラストのアイデアはどのように思い浮かぶのか?大平さんによると、いつも「午前中にアイデアが降りてくる」とのこと。そして実際に描くのは午後4時からで、描き始めから完成まではわずか30分ほどしか掛かりません。大平さんはこのイラスト制作をほぼ毎日続けています。
こんな風にイラストを描いている
では、大平さんが実際にどのように描いているのか、制作風景を見せてもらいました。まず鉛筆で大まかにデッサンしていきます。そして、水性マーカーで、デッサンを濃く際立たせていきます。文字も書き入れます。色はクレヨンでつけています。あっという間に絵が立体的に浮かび上がって出来上がりです!
イラストを描くポイント3つ
大平さんは、子どもの頃からお兄さんの少年マンガをよく読んでいて、登場キャラクターを真似して描いていたとのこと。そんな大平さんに、イラストを描く上でポイントを3つ挙げてもらいました。まず①アイデアをメモにです。午前中にアイデアが降りてくる!とのことでしたが、それをメモ書きにして残し、スケッチブックへの鉛筆デッサンに反映させます。実際のアイデアメモを見ると、下の方に台風イラストの失敗作も残っていますね。
そして② クレヨンはティッシュで伸ばす!!です。時短で綺麗に色を塗るにはクレヨンをティッシュで擦って伸ばすのが有効とのことです。クレヨンの減りも少なくなって、エコだそうですよ。
さらに③ 間違えても気にしないです。普段の気象コーナーの作品もササっと修正して、放送本番で使ったりしているそうです。大体のイメージが伝われば良く、細かいことは気にしないとのことです。
質問者の内山さくらさんにもメッセージをもらいました。「好きなキャラクターを何度も描いていくといいですよ。好きなら沢山描けるし、それが色々なイラストを描く上での絵の基礎になります」とのこと。大平さんのイラストの描き方、ぜひ参考にして下さい。そして大平さん!また、 気象情報のイラストを楽しみにしていますよ。