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生ゴミからきのこを作り食品ロスを解決!?【インスタ画像でわかりやすく解説】

食べられるのに廃棄される「食品ロス」を有効活用できないかと、山梨大学で研究が進んでいます。

それは、きのこの栽培に活用しようというもの。

研究を進めているのは、きのこが大好きな研究者です。

家庭から出る生ゴミはすべて、きのこを栽培する土台となる「培地」に利用できるということです。

この研究を一般の人に広く知ってもらおうと生産規模拡大のためにクラウドファンディングも行いました。

(NHK「Newsかいドキ」より)

※サムネイルの画像を矢印に沿ってスワイプすると、インスタグラム「地球のミライ」で投稿した画像の続きを見ることができます。

生ゴミからきのこを作り 食品ロス問題を解決!?

大友 瑠奈 記者

記者が手にしているのは、特殊な方法で作られたきのこ。

食品ロスや生ゴミをきのこの栽培に活用しようという研究が行われています。栽培を行っているのは山梨大学。

きのこ栽培の土台となる「培地」に家庭から出る生ゴミなどを利用しています。

その背景には、家庭ゴミなどの問題があるんです。

山梨大学 片岡 良太 准教授

「家庭から出てくるゴミ。どうしても回収と分別が難しくてなかなか進んでいない現状があります」

国内の食品ロスの量は約523万トン(令和3年度推計)。

片岡さんはゴミを減らすためにも、こうした食品ロスを活用できればと、おがくずと米ぬかの代わりに、家庭で出た生ゴミなどを使っているのです。

左:クロアワビタケ、右:ヒラタケ

▼野菜くずを乾燥させてふるいにかけたもの
▼コーヒー豆のかす
▼麦茶の出がらし
などを混ぜ合わせ培地をつくります。

この方法で5種類のきのこを栽培しました。

通常と同じ1か月ほどで収穫が可能だということです。

左:野菜くず、右:コーヒー豆のかす

生産拡大を目指し、クラウドファンディングで研究資金を集めると、開始から9日間で目標額の130万円を超える寄付が。

実用化に向けて研究を進める予定です。

片岡 良太 准教授

「きのこを手にしてもらってリサイクル状況であったり、そういうものを少しでも意識してもらえるような状況になればいいなと。ゴミを削減するのが一番大事なのでそこにつながればいいなと」

インスタグラムでも画像を公開中

インスタグラム「地球のミライ」では、環境問題や気候変動のほかSDGsの達成に向け、いま課題になっていることを写真やグラフィックで紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
インスタグラム「地球のミライ」※NHKサイトを離れます

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