高知ユナイテッド 得点王 小林心選手に注目!
- 2024年04月26日
サッカーJFLの高知ユナイテッドは、開幕から6連勝で単独首位と絶好調。そのチームの切り札としてリーグトップの得点数を誇るのがフォワードの小林心選手。自身の強みや今後の意気込みなどを聞いた。
(高知放送局 スポーツキャスター 佐藤好)
開幕6連勝!連勝記録更新中
J3参入を目指す高知ユナイテッドは、開幕から絶好調。JFLで唯一の6連勝で、クラブの連勝記録を更新している。
勝ち点18で、16チーム中単独首位。得失点は+12と群を抜いている。
また、得点は14でリーグ最多、失点は2でリーグ最少となっていて、攻守が安定していることが数字からもわかる。
チームの切り札 小林心選手
チームで最も得点を取っているのは、高知ユナイテッド2年目のフォワード、小林心(こばやし・こころ)選手。
6試合で4得点をあげ、チームのみならずJFLでもトップの得点数を誇る。
実はこの6試合、すべて後半からの出場。起用に応え、試合終盤の切り札としてチームに勢いをもたらしている。
流れを変えられる選手が大事だというのはチームでも共通認識で、監督からも言われています。今シーズンはすべて途中出場ですが、与えられた機会で活躍したいと思っていますし、役割を全うすることでゴールにもつながっているので、やっていてすごく楽しいです。
ゴールに突き進むスピードと強心臓
得意とするのは、ディフェンスの裏への抜けだし。持ち前のスピードで相手ディフェンダーを置き去りにする姿が試合中にたびたび見られる。
また、監督も「プレーに迷いがない」と語るほどの判断力と強心臓の持ち主。ピッチ内では常にハードワークを見せ、勢いよくゴール前に走り込んでファウルをもらうことも多く、今シーズンはみずから獲得したペナルティーキックを2本決めている。
ほかの選手がボールを持ったときの動き出しや、相手の背後へのランニングは、昨シーズンよりも意識しています。スピードを生かした抜け出しや1対1の勝負強さは自分の武器で、それが結果につながっていることで、まだまだ点を取り続けられるという自信も生まれています。
好調のチーム 競争も激化
前述したとおり、高知ユナイテッドはここまで6試合で14得点と、全体的に得点力が高い。
各選手の得点数は以下のとおり。
選手 | 得点数 |
小林心 | 4点 |
東家聡樹 | 3点 |
樋口叶 | 2点 |
吉田知樹 | 2点 |
中田永一 | 1点 |
新谷聖基 | 1点 |
宇田光史朗 | 1点 |
7人の選手が得点をあげ、そのうち4人が複数得点。チームメートでありながら、ライバルとして競争意識も高いという。
東家選手や新谷選手は同じフォワードのポジションで、お互いにチームの勝利のために点を取っていますが、やっぱりどこかライバル関係でもあって、得点数では負けたくないという気持ちも大きいですね。
サポーターの“心”震わせるプレーを
試合終盤のチャンスメークで会場を沸かせ、多くの人の心をつかむ小林選手。サポーターが作り上げるホームの雰囲気や熱い声援も心強いと語る。
サポーターの盛り上がりは去年より増しているように感じていて、すごく力になっています。自分にはアンパンマンやトトロの応援歌があって、それが聞こえるとうれしいので、大人から子どもまでもっとたくさんの人に歌ってもらって、楽しく応援してほしいです。
得点力でチームを引っ張る小林選手。今後もみずからのゴールでたくさんの人の“心”を震わせたいと意気込む。
チームがJ3に参入することはもちろん、個人としては、2桁得点、得点王を目指してやっているので、引き続きゴールを決められるように頑張ります。
もう4得点なので、2桁得点はすぐに達成できそうですね!
じゃあ20点とか言っておきますか!
20得点、頑張ります!