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【出演者感想】「介護百人一首 夏編」安森敏隆さん

2013年07月17日(水)

7月17・18日放送(7月24・25日再放送)
2013 介護百人一首 夏編
にご出演の安森 敏隆さんに感想を聞きました。


20130716_kaigo.JPG――今日の収録を終えてご感想は?

年々、介護短歌というものが浸透してきたと思います。若者から年寄りまで、実際に介護している人からされている人、今日のは夫婦の絆が決定的に出てきましたね。今まで奥さんに頼りきりだったご主人が今度は看てあげるというふうにね、介護というのはお互いさまで、一人で出来ることでないから、関係がどんどん深くなる。その気持ちは歌うことによってよく分かる、歌わないと分からないの。自分の中の奥の持っているものもわかってくる。
介護でも息詰まったら、外に出て深呼吸して、
気持ちを転換させなくちゃいけない。
それを上手く皆さんなさっているんじゃないかな。
心の中で自分自身を見直して浄化させるのが短歌です。
五七五の俳句と違って、そこで投げ出すんじゃなくて
七七で整理しなくちゃいけない。心のところを。


それと自由な言葉で歌うのが大事。
毒蝮さんが言ったように口語体でどう?っていうのが一つありましたよね。
「やってくんな」という短歌。
投げ出しの、普通の会話体の文を突っ込んである。
あんな会話文を2箇所入れ込んでも構わんのであって、
そのままの現実を五七五七七の中に上手く取り込めたらわかりやすくなる。
それを始めたのは俵万智さんからだけどね。
それまで会話を入れたらいけないといったのが、会話入れるとわかりやすい。
なるべくそのままのことを詠んでいけばいい。
怒ったら怒ったままを詠めばいい。
ところが最後の七七で、怒ったままじゃ終わらないので、
そこでちょっと整理する。
あるいは整理しないで、ますます怒っても構わないんだけど。

介護し介護される時間は、大変だけど一緒に共有できる濃い時間

2013年04月09日(火)

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「2013 介護百人一首 春編 その二」で短歌が紹介された、六車正子さん(右)と夫の昭紀さん(4月11日放送分より)。

NHK Eテレでは、平成16年7月より介護の日々を詠んだ介護短歌を番組で紹介してきました。そして今年は、初めて、応募が1万首を超えました。
「介護百人一首」を担当しているディレクターから
4/10、11日の放送にあわせてメッセージを寄せてもらいました。

介護短歌を詠む人に悪人はいない!

2013年02月16日(土)

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「介護百人一首」出演者のみなさん。左から小谷 あゆみさん、毒蝮 三太夫さん、渡辺 真理さん(フリーアナウンサー)、安森 敏隆さん(歌人)。


NHK Eテレでは、平成16年7月より介護の日々を詠んだ介護短歌を番組で紹介してきました。そして今年は、初めて、応募が1万首を超えました。
「介護百人一首」を担当しているディレクター2人から
2/18、19日の放送にあわせてメッセージを寄せてもらいました。