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「地域の再生」のてがかりに ~NHK地域づくりアーカイブス その3 人と人とのつながり

2015年12月04日(金)

日本各地の優れた地域づくりの取り組みを紹介するホームページ「NHK地域づくりアーカイブス」。そのおすすめ動画を紹介する3回目は、こちらの2つ。「コミュニティカフェ」の成功事例と愛知県にある「NPOバンク」の取り組みをご紹介します。


D0015010110_00000_S_002.jpg世代を超えてつながりを作るコミュニティカフェ
2010年『福祉ネットワーク』「あなたの居場所は、ここにある」では、多くの福祉関係者が視察に訪れる「コミュニティカフェの聖地」を紹介しています。新潟県新潟市の民家を使った憩いの場「うちの実家」には、毎日たくさんのお年寄りが、おしゃべりや食事を楽しんでいます。初めて来た人も居心地が悪くならないよう、様々な配慮がされています。その取り組みとは?

「ここがあってよかった。」そんな居場所が、みなさんの地域にありますか?
最新の設備や施設がなくても、人と人とが繋がることができる―お互いが助けあって生活する場所さえあれば、安心できる“場”になるんですね。ぜひ参考にしてみてくださいね。



 

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NPOバンクの支援で重度障害児のためのデイサービスを開設
2013年放送の『ハートネットTV』未来へのアクション「“志金”の力で地域を豊かに!」では、NPOバンクの取り組みについて紹介しています。全国でも珍しい重度身体障害児のためのデイサービスをつくろうとしたNPO。しかし、実績が無いという理由で銀行に融資を断られてしまいます。そこで手を差し伸べたのは地域のNPOバンクmomoでした。市民からお金を募り、地域のための事業へ融資するNPOバンクの仕組みや取り組みを紹介しています。

夢や希望だけでは、実現できない大きな壁として立ちはだかる資金問題。NPOバンクmomoでは、その事業が軌道に乗るように、資金の提供だけではなく市民のボランティアを派遣し、そのボランティアが持っている能力を提供していました。お金は難しくても、「デザインができる」「話し相手になれる」など、ボランティアとして地域のために関われるような取り組みはすぐにでも活用できそうですね。


今回、ご紹介した「コミュニティカフェ」と「NPOバンク」。一見、全く違う取り組みのように思うかもしれませんが、根底にあることは、「地域」が必要としていることを「地域の人々」が出来ることをして支え合うという、これもとてもシンプルな形だったようにおもいます。《お醤油がきれちゃったから、お隣さんにかりてくる。次の日に庭になっていた蜜柑をお礼にあげる。》みたいな感じでしょうか…。そんな簡単にはいかないかもしれませんが、人と人とのつながりが、地域の再生につながるように感じました。次回は、2010年『福祉ネットワーク』で放送された「シリーズ地域からの提言」の動画を2本紹介します。


 

▼関連ブログ
 《ハートなブログ》
 「地域の再生」のてがかりに ~NHK地域づくりアーカイブス その1 認知症編
 「地域の再生」のてがかりに ~NHK地域づくりアーカイブス その2 バリアフリー編

▼関連サイト
 NHK地域づくりアーカイブス


▼関連番組 
 『ハートネットTV』
  未来へのアクション File15 “志金”の力で地域を豊かに(2013年7月30日)
 

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