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【出演者インタビュー】山田拓朗さん「パラ競泳は泳ぎ方に正解がない。そこがおもしろいんです」

2016年01月05日(火)

20160106_yamada.jpg1月6日放送(1月13日再放送)

2016 リオパラリンピック

―第2回 競泳 山田拓朗―

にご出演された山田拓朗さんにメッセージをいただきました。

 

 

《山田拓朗さん プロフィール》

24歳にしてこれまで3度のパラリンピックに出場。今年の世界選手権では、得意の50m自由形で銀メダルを獲得するなど、日本のエースとして大きな期待がかる。


――リオパラリンピックまで、あと9か月です。現在の心境はどうですか。

 

まだ特に心境に変わりはないんですけど、着実に本番に向けて準備を継続しているところなので、だんだん大会が近づいてきて楽しみな気持ちですね。


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――緊張を楽しめるタイプですか。

 

そうですね。緊張した方が記録もよかったりするんですよ。

 

――自分の泳ぎのどういうところに注目してほしいですか。

 

これといって飛び抜けて強いところはないんですけど、バランス感覚とかですかね。意識せずにバランスをとれるところが強みなのかなと思います。

 

―― 一方で、課題もあると話していましたね。

 

入水するときの姿勢が課題ですね。肩が硬いのもありますし、胸郭といって肋骨のあたりの動きがあまりよくなくて、肩がしっかり上がらずに、真っ直ぐではない状態で水に入っていってしまうので、水に当たる面積が増えてしまうんです。そこで大きく減速をして泳ぎ始めることになると加速するためにエネルギーを使いますし、50メートルという短いレースだと巻き返すのはかなりしんどくなりますね。

 

――パラスポーツの競泳のおもしろさはどういったところだと感じていますか。

 

競泳は障害者スポーツのなかでも競技人口が多いですし、障害によっていろんなクラスにわかれているので、身体の使い方、泳ぎ方に正解がないんですよ。こうしたら速くなるという教科書もないですし、それぞれの選手が探りながらかたちを作って競い合うので、そういうところはおもしろさだと思いますね。

 

――山田選手もいまの形を見つけるまでには試行錯誤があったのですか。

 

いろいろやりましたね。海外の速い選手の映像を撮って研究したり、まったく違う障害の選手からヒントを得たりすることもあります。例えば、呼吸を左側から右側に変えたり、スタートに関しても、前後に構える足を反対にしたりという感じで、いろいろ試す中で自分の泳ぎが確立してきました。

 

――最後に、意気込みを聞かせてください。

 

目標としては、リオでしっかりメダルを取るということです。そして、日本の多くの方は、パラリンピックをあまり見たことがないと思いますし、生で見た方というのはほとんどいないとと思うので、リオでいい泳ぎをして、2020年東京パラリンピックを盛り上げたいと思います。ぜひ2020年は会場に足を運んでいただいて、生で世界トップクラスのパフォーマンスを見てほしいですね。

コメント

日本一になって欲しいです!
いつも応援しています

投稿:みつ 2016年09月13日(火曜日) 17時53分

我が家の0歳の息子も山田選手と同じ左手前腕欠損で生まれてきました。
目標に向かってひたむきに努力している山田選手を拝見し、手がなくてもなんでもできるとメッセージをいただけたように感じました。
ご自身が納得できる結果となることを祈っています!
国内大会の応援に行きたくなりました。
山田選手の活躍に私達家族も励まされています。
頑張ってください。

投稿:AO 2016年01月09日(土曜日) 16時59分

録画もして何度も観ています。
自分もいま佳境なので、自分を奮い立たせるために。
課題があることは、伸びしろがあるってこと!!
あっという間の9ヶ月だと思いますが、
応援しています♪
FIGHTING!!

投稿:akibird39 2016年01月09日(土曜日) 16時52分

今日の山田さんの泳ぎや頑張っている姿をみて、とっても感動しました。
素敵でした~。応援してます!!頑張ってください~
これからずっと見ていきたいと思いました。

投稿:nico 2016年01月06日(水曜日) 20時35分

今日は、水泳ですね!
毎回、いろんなスポーツでたのしみです。
本当にみなさん、健常者と同じ!いえそれ以上かもしれないです。
私ももっと見習いたいです。
そして、この番組を見るきっかけとなった、三浦翔平さんのナレーション!
今夜もたのしみにしています。
すんなり耳に入ってきて違和感ありませんでした。
さすが器用になんでもこなしますね。
頑張ってください!

投稿:たか 2016年01月06日(水曜日) 19時00分