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【出演者インタビュー】藤澤 潔さん「日本の車いすバスケは着実に強くなってきています。ぜひ期待していてください」

2016年01月05日(火)

20160105_fujisawa.jpg1月5日放送(1月12日再放送)

2016 リオパラリンピック

―第1回 車いすバスケットボール 藤澤 潔―

にご出演された藤澤 潔さんにメッセージをいただきました。

 

 

《藤澤 潔さん プロフィール》

リオ出場が期待される日本代表候補選手。武器である正確無比なミドルシュートで、パラリンピック最終予選では日本のピンチを多く救った。


――リオパラリンピックまで、あと9か月です。心境としては。

 

ひとつは、代表メンバーに食い込んでいかなければ話にならないので、しっかりと実力を出すということですが、それよりもやっぱり予選のときより成長したチームになるために、日々、少しずつレベルを上げていきたいなという気持ちです。


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――車いすバスケットボールのおもしろさはどういったところだと感じますか。

 

車いすバスケットボールは障害ごとに持ち点があって、(重い方から)1.0~4.5まで8段階にわかれているんですが、そのなかで5人の持ち点の合計を14.0以内にしなければいけないので、バランスよく5人を集めてゲームをする必要があります。決して持ち点が高い(障害の程度が軽い)ハイポインターだけが活躍するわけではなく、ローポインター(障害の程度が重い)もスピードやパス、僕ならシュートでチームに貢献しなければなりません。ハイポインターもそれを尊重して、お互いを最大限に活かそうとする、そういう“全員バスケ”をしているところがすごくおもしろいですね。

 

――確かに、味方にフリーでシュートを打たせるために、車いすで相手を引っかけてブロックするプレーなどは、チームとしての一体感を感じますね。

 

そうですね。ノーマークでシュートを打っている場面でも、そのノーマークを誰が作っているのかという細かいとこまで見ていくと、ローポインターが相手の動きを防いでいたりするので、それにアシストがついてもいいんじゃないかというくらい全員で点を取っている感じですね。

 

――藤澤選手はミドルシュートが最大の武器ということですが、これからどんなトレーニングをしていきますか。

 

やっぱりシューティング練習も大事ですけど、根本的なパワーやスタミナという部分が世界レベルにないと戦えません。全力で走ったあとに、更にシュートを打つパワーが残っているか、しかも正確性が伴っているか。そうやって突き詰めていく必要があるので、基礎的な筋力トレーニングや走りこみは、シューティング練習と同じくらい大事ですね。予選ではシュートが入ったけど、メダルのかかったレベルの高い試合だと入らないのでは意味がない。最後が一番うまく入れられるようなところまで追い込んでいきたいと思います。

 

――リオパラリンピックには12か国が出場しますが、どのあたりが強豪国になってきますか。

 

リオでは6位以内を目標にしているんですが、上位にくるのはオーストラリア、アメリカ、トルコ、イギリス、スペイン、ドイツですね。下には取りこぼせないなかで、上位ともいい試合をして、決勝トーナメントに上がっていくという感じですね。

 

――勝ち上がるために、日本チームに必要な部分はどのようなところですか。

 

日本代表は複数のチーム編成ができるようになっています。それをユニットと呼んでいます。ユニット・ワン(スタートで出る5人)は世界レベルにあると思うんですけど、それだけで毎試合40分戦えるのかというと、それは厳しいですから、その5人がガラリと入れ替わるときのほかのユニット(特にユニット・ファイブ)がどれだけ相手を削れるかがキーになってくると思います。

 

――チームとしてユニット・ワンを助ける、ということですか。

 

というよりは、ユニット・ファイブでも相手を倒せるくらいまでもっていかないといけないですね。ユニット・ワンを休ませて、またユニット・ワンを出すのではなくて、ユニット・ファイブで突き放すとか、同等に戦って、またユニット・ワンが出る、というようなプランでゲームを作れるようにしていかないと。そのためには、すべての選手がレベルを上げて、総合力を上げないといけないです。

 

――最後に、意気込みを聞かせてください。

 

日本の男子車いすバスケットボールは着実に強くなってきています。その強さをリオでお見せしたいと思うので、期待していてほしいですね。そして、今まで越えられなかった7位以上という壁を越えて、強い日本というのをスタートさせ、東京パラリンピックでメダルを取るというストーリーを描きたいなと思います。

コメント

テレビ拝見しました。感動しております、現在76歳今は、ゴルフ楽しんでおります、中、高と田舎の学校で、バスケットボールスタープレイヤーでした、青春が、甦りジーンと来ました、グーゼンですが、韓国との決勝戦逆転勝利おめでとうございました、この活躍している選手誰かなー?と本日再認識しました、オリンピック期待しております。ヒソカニ陰の努力スタープレーヤの原点です、御体御自愛願いまして日本代表として幸運を期待しております。出来ればメダル。余計な事ですが、早くシングルが取れるよう陰の努力しておる一ファンより。

投稿:自称シングル 2016年02月13日(土曜日) 09時53分