【ブラインドサッカーアジア選手権 2015】大会最終日結果 #burasaka
2015年09月08日(火)
- 投稿者:web担当
- カテゴリ:Road to Rio 2016
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IBSA ブラインドサッカーアジア選手権 2015の6日目試合結果はこちらです。
インド 0-1 マレーシア
日本 0-0 韓国(PK戦 1-2)
中国 0-0 イラン(PK戦0-1)
最終順位は以下のようになりました。
優勝:イラン ※リオパラリンピック出場
準優勝:中国 ※リオパラリンピック出場
3位:韓国
4位:日本
5位:マレーシア
6位:インド
イランはアジア選手権初勝利です。
こちらでは本日の試合の模様をお伝えします。
いつものように、報道陣やスタッフ、サポーターに囲まれ入場。
今回の大会では、これだけではなく非常に多くの報道陣がいました。
今にも雨が降り出しそうな空模様の中、声を出さずに選手を見つめます。
選手は、壁に打ち付けたり寄せたりしてボールを調整し、ゴールを狙います。
壁際での激しいせめぎ合いの後は壁がずれるため、みんなで壁を元の位置に直します。
後半終了。PK戦へ。
PK戦1番目、川村怜選手が先制します。しかし…
1-1となっていた6巡目。ハ・チヨン選手がゴールを決めたため、日本は敗れました。
魚住稿監督
本当に多くの方々に支えていただきました。それが本当に選手たちの力になっているし、様々な環境を変えていただくことにもなりました。これからもブラインドサッカーに取り組んでいきますので、皆さんと一緒に総力戦で、ブラインドサッカー、及び障害者スポーツがどんどん発展していくといいなと思います。
加藤健人選手
攻撃力をもっと上げていかないと、アジアNo.1、東京パラリンピックに向けて難しいと思う。もっと頑張っていきたい。
黒田智成選手
悔しいです。本当に多くの方に支えていただいていて、たくさんの声援をいただいた中で、リオパラリンピックの出場、そして最後の試合を勝利という形でお答えしたかったのですが、それもできずに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
この4年間積み上げてきたことに関しては、間違っていなかったと思いますし、確実に実力はアップしてきていると思います。ただ、勝ちきる力が足りなかった。リーグ戦のイラン、今日の韓国戦、流れの中で点を上げることができなかった。この4年間で世界と戦う舞台に立てるようになったが、勝ちきる力が足りない。2020年に向け、世界で勝ちきるチームにレベルアップしていかなければならないと思います。それは個々の力もそうですし、チームとしてもさらに上を目指して成長し続けていかなくてはならないと思います。
落合啓士主将
最高の仲間と最高のスタッフと、応援団と、この場で戦えて幸せでした。
今、すごく日本中がブラインドサッカーで盛り上がってくれたと思います。この盛り上がりを、ここで終わるのではなく、メディアの皆さん、今回ブラインドサッカーを初めて知ったというみなさん、ブラインドサッカーにいつもかかわっているみなさん、そういう人たちが、地方でも視覚障害者、健常者問わず、力を合わせてブラインドサッカーの練習環境だったり、チームだったりを増やしていき、5年後にメダルを獲るチームを作っていきたいなと思います。
そのためにはまず、ブラインドサッカー日本代表を目指したいという視覚障害者を増やすこと。キーパーをやりたいという人を増やすこと。そして、地域で、近所でブラインドサッカーをできる環境をつくることです。今、日本には14チームくらいしかなくて、地方に行くと練習環境もなくて。ブラインドサッカーやってみたいという人がいれば、私は経験もあるし地方に飛んでいきたいと思うので、(私が)ブラインドサッカーを教えて、火種をつけて、火種をもやしてもらう人たちがずっと5年間続けてくれて。そうやって日本代表を作れたらいいなと思っています。
川村怜選手
今回本当に多くのサポーターが声援を送ってくれて、最後の最後まで走り続けることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
この感謝の気持ちをプレーで応えたかったですけど、いい結果がでてこなくて非常に申し訳ない気持ちです。
佐々木ロベルト泉選手
自分は、オフェンスの技術をもっと磨かなくてはいけない。大きな課題になった。
(常に前向きだったのはなぜ?という質問に対し)あたま下げて諦めるのではなくて、あたま上げて、ワンステップワンステップあがるように。足りない部分は磨いて。まだ夢終わっていないから。1本1本を大切にして練習をしていきたい。
東京パラリンピックとかあるけど、とりあえずアジアNo.1になりたい。5年後のことを考えるのではなくて、次の試合はアジアNo.1にならなければならないと思う。練習します、もっと強くなります、みなさんごめんなさい。
「絶対に勝つ」という言葉を何度も聞いたこの大会。この4年、選手たちはこのように言い切れるほどの沢山の練習と経験を積み重ねてきたのでしょう。”最後まであきらめない”ことは最後の練習だと、日本代表の試合、そして選手たちの言葉から教えてもらいました。出場の決まっている東京の5年は、今までとは違う味わいになると思いますが、この経験がさらなる飛躍と結束力に昇華すると、あと5年、信じています。
◆ブラインドサッカーについては、ブラインドサッカー協会のHPをご覧ください。
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