本文へジャンプ

【出演者インタビュー】中村秀一さん「大切なのは『高福祉高参画』」

2014年05月07日(水)

20140508_makamura.jpg

5月7日放送(5月14日再放送)
シリーズ どうなる?私の介護保険
第3回 “地域包括ケアシステム”って何?
ご出演の中村秀一さんにメッセージをいただきました。

 

《中村秀一さんプロフィール》

医療介護福祉政策研究フォーラム 理事長。
前 内閣官房社会保障改革担当室長。
厚生労働省で長年「地域包括ケアシステム」の構築を提唱してきた。

 

 

――今回は中村さんが提唱してきた地域包括ケアシステムについて見ていきましたが、
ご出演されて伝えたかったことはどのようなことでしょうか。

介護保険制度はみんなで作っていかなければいけないものです。
行政だけでもダメですし、事業者さんだけでもダメなんですね。
やはり地域のみなさんが参加して作っていくことが必要となるので、
よく“高福祉高負担”とか、“低福祉低負担”と言われますけど、
それよりも「高福祉高参画」だと思うんです。
だからみんなが参加して、介護を支えようということをお伝えできればなと思いました。

 

詳細は「続きを読む」をクリックしてください > > >

 

――制度は行政がつくるものだという意識の人が多いということでしょうか。

そうですね。特にボランティアやNPOなどのインフォーマルなサービスは
人に言われてするものではないですから、
そこのところはみんなで作っていかなくてはなりません。
そのための基盤整備や初期投資、あるいはコーディネーターさんを
行政が用意して支援することが大事だというふうに思いましたね。

 

 

◆5月特集<どうなる?わたしの介護保険>放送予定
本放送:夜8時00分~8時29分
再放送:午後1時5分~1時34分

第1回 サービスが使えない!? ―制度改正の波紋―
2014年5月 6日(火) 再放送5月13日(火)

第2回 引き出せるか?“地域の力”
2014年5月 7日(水) 再放送5月14日(水)

第3回 “地域包括ケアシステム”って何? 
2014年5月 8日(木) 再放送5月15日(木)

第4回 反響編
2014年5月28日(水) 再放送6月 4日(水)

コメント

 私は脳性まひの2次障害の影響で12年前に退職し10前から障碍者自立支援のほうで訪問介護を受けています。障害区分は5です。
妻はポストポリオで障害が重度化しています。妻の障害区分は3です。
私は今年65歳になり介護保険に移行することになりました。
要介護2と判定されました。
トータルの介護時間はあまり変わらないのですが、介護保険がいかに使いづらいか多い知らされました。
自立支援では1日に210分ヘルパーさんに来てもらっていたのが、介護保険身体介護があるときは120分身体介護がないときは70分で2時間おかなくてはヘルパーさんは来てくれません。
また幼少期からの障碍者と65歳以上から受けた中途障害とは介護内容は違いがあると思います。中途障害の場合はリハビリで回復が期待できますが、幼少期からの障碍者にはより重度になることはあってもよくなることは望めません。介護保険は中途障害をベースにした保険です。
幼少期からの障碍者には適応できないと思います。
幼少期からの障碍者には自立支援で援助するべきでしょう。
より重度にならないための早めの介護が必要です。QOLを高める介護が必要です。介護の意味をもう一度考えてみてください。

投稿:信行 2014年05月09日(金曜日) 10時25分

中村氏へ質問です。
本日放送の「ごみだし」の件私は賛同できます。社会包括ケアシステムよ
りやはりご近所に住む有志、長期に渡る見守り隊、声かけ隊を探す努力をするのが究極の支援になるのではと考えます。いかがでしょうか?
独居者、ひきこもり、認知症、障碍者、虐待危惧家庭、精神疾患者等へ直接働きかける一方で新聞販売店、郵便局印、民生委員、ママ友、ケースワーカー等等の力を借り地域力、人間愛力を前面に出す施策はどのように考えられますか?

投稿:太 2014年05月09日(金曜日) 00時23分