【出演者インタビュー】安岡厚子さん「介護職の専門性を担保することが先決」
2014年05月02日(金)
- 投稿者:番組ディレクター
- カテゴリ:どうなる?私の介護保険
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5月7日放送(5月14日再放送)
シリーズ どうなる?私の介護保険
第2回 引き出せるか?“地域の力”
ご出演の安岡厚子さんにメッセージをいただきました。
《安岡厚子さんプロフィール》
NPO法人サポートハウス年輪・理事長。
「住み慣れた地域で暮らしつづけるため」に、西東京市で、市民の視点を活かして訪問介護事業、認知症の人のためのデイホームやグループホーム、配食サービスなどを経営。政策の提言も積極的に行っている。
――第二回目は、国が介護(※主に「生活支援」の分野について)の
新たな担い手として期待しているNPOのボランティアなどの
“地域の力”について見ていきました。感想を教えて下さい。
《介護職》の“社会的地位”と“身分保障”の向上を目標に
この20年間ずっと活動を続けてきましたけども、
今回の『介護保険制度』の改正が
介護職の身分保障を脅かすことになりはしないかと、すごく心配です。
「介護職の仕事はボランティアさんでもできる」
という流れになるのではないかと不安になりますね。
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――その心配を払しょくするために、自治体は何をしなければいけないのでしょうか。
いま自治体は「介護職の研修や専門性を高める指導」を
事業所に任せているんです。
でもそうではなくて、それは自治体できちんと行って、
「介護職の専門性はこういうものだというのを担保すること」に
力を入れてほしいと思います。
それと介護職の人材確保がものすごく難しいので、
今、西東京市で行っているような、
自治体とハローワークが一体化して“介護人材の確保”に
力を入れていく活動も必要だと思いますね。
――「専門職の人を育てる予算」をきちんと確保することが先決ということでしょうか。
そうです。そこがまだ途上なんです。
それと、“ボランティア”や“介護の専門職”、“医療職”など、
いろいろなカテゴリがありますよね。
今は、みんなそれぞれのところで活動しているので、
それらをうまくコーディネートする力を《自治体》にはつけてほしいですね。
まずは「住民の声を聞いて、現場を知ること」。
さらに一歩上の「コーディネート」を目指して、
自治体には頑張ってほしいと思います。
◆5月特集<どうなる?わたしの介護保険>放送予定
本放送:夜8時00分~8時29分
再放送:午後1時5分~1時34分
第1回 サービスが使えない!? ―制度改正の波紋―
2014年5月 6日(火) 再放送5月13日(火)
第2回 引き出せるか?“地域の力”
2014年5月 7日(水) 再放送5月14日(水)
第3回 “地域包括ケアシステム”って何?
2014年5月 8日(木) 再放送5月15日(木)
第4回 反響編
2014年5月28日(水) 再放送6月 4日(水)
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