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【出演者インタビュー】風見しんごさん「地域で受け入れてくれると、精神的に楽になるはず」

2014年05月07日(水)

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5月8日放送(5月15日再放送)
シリーズ どうなる?私の介護保険
第3回 “地域包括ケアシステム”って何?
ご出演の風見しんごさんにメッセージをいただきました。

 

《風見しんごさんプロフィール》

タレント・俳優。脳梗塞で倒れた母親と認知症の父親を介護した経験がある。

 

 

 

 

――第三回は住み慣れた自宅や地域で暮らし続けられるように、
「医療・介護・介護予防・生活支援・住まい」の
5つのサービスを
一体的に受けられる《地域包括ケアシステム》について見ていきました。
収録の感想を教えて下さい。

もちろん《地域包括ケアシステム》は理想ではあるんですけど、
お話を聞いているとそこに辿り着くまでには本当にたくさんの問題があると思いましたね。
高齢者の介護を個人で行なうのは厳しい時代ですから、
市町村や国が現場の声をしっかりまとめて、
「うちの地域はこうなるのが理想」というものを僕たちに示してもらいたいなと思いました。
例えば“ボランティア”と言っても、生活介護が必要な方が多い地域もあれば、
認知症の方が多い地域もある。
私の場合は母が身体の介護で、父は認知症だったんですが、
同じ介護という中でも全然やり方が違うんですよ。
だから現場の声を汲み上げて、しっかりとしたシステムを作っていただきたいですね。

 

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――風見さんは、今後、介護を取り巻く環境がどのようになってほしいと思いますか。

私が介護を始めた当時は、そういう施設に行くこと自体、
家族としてためらう空気というのがまだまだあったんですよ。
だから「外に出て行く」とか、「助けてください」と言える雰囲気もなかったし、
そういうことをすると逆に“罪悪感”を持ってしまったりするような世の中だったんですね。
だけど、今はもうそんなことを言っていられない時代だし、
核家族化が進む中で、家族だけで親を介護していくは本当に厳しいと思います。
だから《地域包括ケアシステム》のように地域が受け入れてくれると、
在宅で介護をしている人たちも精神的な部分で少しは楽になると思うんです。
理想としてはそういう社会になってもらいたいですね。

 

 

◆5月特集<どうなる?わたしの介護保険>放送予定
本放送:夜8時00分~8時29分
再放送:午後1時5分~1時34分

第1回 サービスが使えない!? ―制度改正の波紋―
2014年5月 6日(火) 再放送5月13日(火)

第2回 引き出せるか?“地域の力”
2014年5月 7日(水) 再放送5月14日(水)

第3回 “地域包括ケアシステム”って何? 
2014年5月 8日(木) 再放送5月15日(木)

第4回 反響編
2014年5月28日(水) 再放送6月 4日(水)

コメント

そのとおり
今世の政権では、高齢者の年金層は孤立死増大

投稿:だいちゃん 2016年11月14日(月曜日) 09時07分

高齢者介護は本来税金の枠内での構築が筋。第2税制ともいうべき強制徴収の「介護保険」ができて14年。利用料1割負担の受けに、保険料は上がり、サービスは削減さればかり。諸費税まで増えながら、「公序」は消え、「共助」と「自助」ばかりが強調される残酷日本の行方は…。

投稿:令三 2014年05月11日(日曜日) 20時43分