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【出演者インタビュー】村井琢哉さん「自信を取り戻していく子どもの姿から学ぶことも多い」

2014年04月07日(月)

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シリーズ 子どもクライシス
4月3日放送(4月10日再放送)
第3回「ある地域の挑戦」
ご出演の村井琢哉さんにメッセージをいただきました。

 

《村井琢哉さんプロフィール》

NPO「山科醍醐こどものひろば」理事長

 

 

 

 

――「山科醍醐こどものひろば」では、居場所を見つけられない子どもたちに
学生ボランティアが向き合い、学習支援や日常の相談に乗ることで、
子どもたちは自信を取り戻しています。今回ご出演されていかがでしたか。

私たちは別に「深刻な問題だから」というような意識で活動しているわけではないんです。
子どもたちは大なり小なりクライシスを抱えている。
それは親たちもそうだと思いますし、自分は問題ないと思っている子どもたちも
もしかしたらまだ見ぬクライシスを持っているかもしれない。
でもそれはいろんな体験や多くの人たちと関わり合っていく中で
解決していくことができんだという経験を通して、
クライシスを乗り越える力を身につけてほしいということで取り組んでいるんですね。
山科醍醐という街に生まれたことは変えられないわけですから、
街全体で子どもたちのために考えていくことが大切だと思っています。

 

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――文部科学省もそういう子どもたちのためにこれから予算付けをして
重点的に取り組むとしていますが、
そうすると「山科醍醐こどものひろば」と学校との連携も
より重要になってくると思います。それについてはいかがですか。

学校の先生方もいっぱいアイデアを持っておられますし、
課題が見えていたりもします。
これまでも学校側でなんとかしようとして取り組んできたことはたくさんありますし、
それでもできなかったことだったり、
マンパワー的に限度があったりしていたわけです。
ですから、そこをみんなで乗り越えていけばいいだけの話ですよね。
そういう意味では予算がつく、つかないというのはあまり関係なくて、
ついてもつかなくても結果として子どもたちが
育ちやすい街づくりができるのかという視点で、
住民自身が考えていかないといけないと思いますね。

 

――大人たちも、自信を取り戻していく子どもの姿から教わることは多いと思います。
そういう連鎖が社会や地域にとって大きな力になるのでしょうか。

そうですね。“人生とは学び続けることだ”という意味で、
「大人も学んでいるんだよ」という姿を
子どもたちが見ることはすごく大事だと思いますし、
そういう姿を見て子どもたち自身も、
「こうやって勉強していくんだ」ということを学んでいくかもしれないですよね。
お互いが良い意味で吸収しやすいスポンジのようになっていくことが
大事だと思います。
そして、次は吸収したものを出していかないといけないので、
そういう学びを繰り返していくことが大切なんだと思いました。


◆シリーズ「子どもクライシス」放送予定
本放送:夜8時00分~8時29分
再放送:午後1時5分~1時34分

第1回  貧困・追いつめられる母子
本放送4月1日(月)、再放送4月7日(月)

第2回  失われゆく“居場所”
本放送4月2日(火)、再放送4月8日(火)

第3回  ある地域の挑戦
本放送4月3日(水)、再放送4月9日(水)

第4回  反響編
本放送4月30日(水)、再放送5月7日(水)

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