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【出演者インタビュー】清水康之さん「自殺まで追い込まれる人と、そうでない人に心理的な違いはない」

2014年09月09日(火)

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9月9日放送(9月16日再放送)
シリーズ 20代の自殺
第1回 生きる力を奪う 生い立ちのトラウマ
ご出演の清水康之さんにメッセージをいただきました。

 

《清水康之さんプロフィール》

NPO法人 自殺対策支援センターライフリンク代表。元内閣府参与。自殺の実態調査を行うなどして、国や自治体に対策を提言している。

 

 

――番組に『死にたい』というメールを寄せてくれた20代の多くが、幼少期に“虐待”や“いじめ”などを体験し、心に深い傷を負っていた実態が明らかになりました。清水さんも自殺問題に取り組む上でそのように感じることはありますか。

そうですね。私たちが行った若者の自殺の実態調査からも、過去の虐待やいじめ、性暴力を受けた経験が、のちになって自殺の大きな要因になっているという例は非常に多いと感じます。

 

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――番組では心の傷が成人後の人生にどのような影響を及ぼしているのか、そして“生きることへの希望”を取り戻すためのヒントを探りました。収録に参加されてどのような感想を持ちましたか。

やはり「実態をよく理解する」ことがとても重要だと思いました。なぜ多くの若者が「消えたい」「死にたい」という気持ちを抱えているのか、その原因を理解しなければ効果的な対策は打ち出すことができません。ですから、今回若者たちが声をあげて番組に600通ものメールがきたということは、対策を考える上で非常に大きな原動力になると思います。ひとつひとつのメールは小さな声かもしれませんが、そうした声が多く集まることによって、若者たちが今置かれている状況を浮き彫りにすることができます。そういう声がこれからの対策の土台になりますし、我々もそうやって若者たちがせっかく寄せてくれた声を対策に生かしていかなければいけないと思っています。

 

――自殺まで追い込まれてしまう人と、そうでない人には、どのような違いがあるのでしょうか。

心理的な違いというのはなくて、すべての人が“地続き”なんです。何かをきっかけに問題を抱え込んでしまって、それがまた別の問題を引き起こしているというふうに、連鎖的に追い込まれていくので、最初の立ち位置はほとんど、みんな同じなんですよ。あるのは「誰がどういう問題を抱え込むか、込まされるか」という“違い”だけなので、社会の全員が他人事とは言えない状況だと思います。

 

――生きる力を取り戻すヒントとして「自分の居場所があること」というお話もありましたが、その存在は大きいと思いますか。

そうですね。「自分はここにいてもいいんだ」と感じられるきっかけのひとつが“居場所”だと思います。でも、そういう場所は社会の中に全然足りていません。もっと増やしていかなければいけないし、それをしっかり運営できるようなコーディネート力を持った人材を育てていくことも大切です。それは若者の自殺問題だけにおける課題というだけでなく、社会全体の課題でもあるように思います。

 

 

◆放送予定
[Eテレ・ハートネットTV]
 本放送:夜8時00分~8時29分
 再放送:翌週午後1時5分~1時34分
2014年9月9日(火)  第1回 生きる力を奪う 生い立ちのトラウマ
2014年9月10日(水) 第2回 追い打ちをかける“社会の壁”
2014年9月11日(木) 第3回 “自傷行為” 生きるために傷つけて・・・
2014年9月24日(水) 反響編

[総合テレビ]
2014年9月12日(金) ハートネットTV +  生きるためのテレビ
 24時10分~25時25分


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コメント

毎朝目が覚めるたびにどうしていきてるんだろうと思う。辛い。頑張って生きてみてもどうしてか絶対に離れたくないものから離れることになる。一人で自由になれる空間、唯一大切な犬。その全てが私が生きてくためには離れなくちゃ行けないもので…。自分の大切なものと離れてまで生きることに意味はあるのかな?そんなに[生きること]って大事?
私は生まれつき車いすで心無い人間なんかごまんと見てきたし、家庭だって父親は育児に関心がなく、子供から見てもどうなの?と思う人でいつも夫婦喧嘩は絶えなかった。オマケに祖父母の家に逃げてもじーちゃんはアルチューで騒ぎまくるし、
挙句最終的には好きだったばあちゃんも認知症になった。父親と別居して一番最初に逃げ出したのは母親だった。単身赴任で来ていた会社の上司と不倫。家には呼んだときしか帰って来なかった。しかもその男はDV男で毎回会う度にケガをしてる。
姉ちゃんは協力してくれるけど、ひとり結婚して普通に暮らしてるの見ると辛すぎる。
どうして私だけこうも違うの?
そんな中でグループホームに入ることが決まったけど体験中、怖くて誰とも話せなかった。誰かと同じ空間にいる事さえ苦痛で苦しくてパニック発作が起こった。でも行くとこないから行くしかない。私のことを応援してくれる人たちがせっかく探してくれたんだから。でも行きたくない。人の中なんて。いじめられたし。もうなんにも関わりたくない。死にたい。その方がずっと幸せになれるよ。疲れたよ。


投稿:きよ 2017年06月23日(金曜日) 12時40分

ずっと死にたい。それなのに、飛び降りようとすると足がすくんでしまう。だれか殺してくれればいいのに。

投稿:るか 2017年04月07日(金曜日) 23時39分

お金が無いから健康保険も国民年金も払えない。
だけど恥だとは思わない。悪いのは私ではなく
無為無策の日本政府なのだから。

投稿:ミカン男 2015年03月23日(月曜日) 23時36分

一年半毎日死にたいです。みんなに閲覧履歴を見られ、妄想がひどくなりました。親がいなければ飛び降りたい衝動にいつもかられます。

投稿:匿名 2015年01月26日(月曜日) 09時34分

みゆっちさん
もし当面、いま死にたい理由が職場にあるなら、
死ぬ前にその環境から何とかして脱出を試みてほしいです。
自分からのお願いです。

投稿:たまご 2014年09月10日(水曜日) 18時28分

20代の「死にたい」という気持ちは、反抗期のような感情と似ているのではないかと思いました。
今までの辛い思いや自分を殺して、新しい生き生きとした自分に生まれ変わりたい。
親やそれまでの価値観を否定して新しい自分を確立するために自立したい。
そういう戦いの中で疲れ果てて孤独を感じ、自殺してしまう若者もいるのかもしれない。
でも、死にたいと思うこと、孤独は決して悪い事じゃない。
誰でも大人になれば一人で生きていかなくてはならない。
誰にも理解されず、親も兄弟も分かってくれない。友達にも会いたくない。仕事もなければお金もない。
そういうところから、自ら考えて、行動して、必要な時には他人に頼ったり甘えたりすることを学ぶ第一歩が、死にたい。じゃないかと思いました。
20代はそれまでの守られ監視されてきた環境から社会に出て、自信も経験もない不安定な年ごろで、悩みや不安がたくさんあると思います。
若い人は希望があるなんてことはなく、悩み苦しんで成長する時なので、そういう生きていく力を十分に付けさせる、見守ったり相談に乗ったりする大人が必要だと思いました。
誰にでも来る試練で、決して乗り越えられないものじゃない。
死にたい、をサインに、一人一人が何に悩んで苦しんでいるのかを一緒に考える。これから改善できる問題だと思います。

投稿:waka 2014年09月10日(水曜日) 16時13分

助けて。
私も毎日死にたいと思っています。
職場の人間関係・加重労働で毎日辛い。
死なせて欲しいです。

投稿:みゆっち 2014年09月09日(火曜日) 21時05分