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【生きるためのテレビ】NHK×JR東日本「生きる支援トレイン」

2018年03月16日(金)

生きる支援トレイン

3月中旬、東京でちょっと変わった電車が走ります。その名も「生きる支援トレイン」。「生きるのがつらい」「消えてしまいたい」そんな気持ちを抱える人たちに、ふと目をとめてほしい。そんな思いを込めた、中吊り広告とトレインチャンネルの動画を制作しました。それは、これまでEテレの福祉番組「ハートネットTV」の特設サイト「自殺と向き合う」に寄せられた「10代以下」の方からの言葉をもとにした、アニメーションです。月曜日から日曜日まで、日記のように言葉が並んでいます。

【出演者インタビュー】杉本脩子さん「悲しみは"大切な人だった"という証」

2015年04月22日(水)

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4月23日放送(4月30日再放送)
生きるためのテレビ
"自死遺族"の声から
ご出演の杉本脩子さんにメッセージをいただきました。


《杉本脩子さんプロフィール》
NPO全国自死遺族総合支援センター・代表


――今回は自殺で家族や大切な人を亡くした“自死遺族”の方たちの声に向き合いました。スタジオには当事者の方にも来ていただきましたが、収録を通してどのようなことを感じましたか。

今回のように自死遺族の当事者の方々がご自身の思いをたくさんお話できる番組があること自体、私には驚きでしたし、感激でした。悲しみというのはどうしても目を背けがちですし、つらいことは全部忘れて頑張ろうと言う人も多いと思うんですけど、その悲しみは亡くなった人が“大切な人だった”という証なんですよね。その証こそ大事にししていきたいと改めて思いました。

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【出演者インタビュー】久保純子さん「残された家族の苦しみは本当に尽きません......」

2015年04月15日(水)

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4月23日放送(4月30日再放送)
生きるためのテレビ
“自死遺族”の声から


《久保純子さんプロフィール》
元NHKアナウンサー。2011年~2013年に夫の転勤に伴って渡米し、モンテッソーリ教育国際免許を取得。二児の母(長女と次女)。


――今回は自殺により家族を亡くされた自死遺族の方々の声に耳を傾けました。スタジオには当事者のあかねさん(仮名)、りんさん(仮名)、そして、自殺によりご子息を亡くされた作家の柳田邦男さんにもお越しいただきましたが、収録を通してどのようなことを考えましたか?

身近な愛する人を亡くすというのは、人生において最も苦しい出来事のひとつです。
そんなたくさんの辛さ、悲しさを抱えた皆さんが、大変なエネルギーを使ってスタジオにお越し頂き、その思いを語ってくださり、一言一言が心にしみました。

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いい子でなければ価値がない、と思い込んで

2015年03月24日(火)

◆「死にたい」と思ったときの相談窓口
 よりそいホットライン  0120-279-338
  ※24時間 どこからかけても無料の電話相談です

 なかなか電話につながらない場合は・・・
 いのちと暮らしの相談ナビ  (外部リンク・NHKを離れます)
  ※それぞれの悩みに応じた相談窓口を検索できます。


こんにちは。

今日は、直接会ってお話をうかがうことができたお二人の声を紹介します。

「いい子」でなければならないと思い、その一方でそんな自分を嫌悪する慎吾さん。
昨年9月の「20代の自殺」特集を観て、10代も生きづらさを抱えていることを伝えたいという気持ちから、投稿してくれました。
そして、もうひとり、
小さい頃からご両親に否定され続け、勉強ができて迷惑をかけない「いい子」でなければ生きている価値はないと思うようになった、あみちーさん。ご自身の経験から、生きづらさを抱えている子供は、不登校などの目に見える問題を持つ子だけではないので、子供に関わる人たちは、周囲に目を配ってほしいといいます。

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平成26年9月11日、ハートネットTVさんを拝見致しまして、私も自分の意見を発信したいと思い、このメッセージを送信することを決意しました。
 現在17歳の高校生男子です。初めての自傷行為は中学3年生の時と記憶しております。帰宅した後、寝室の2段ベッドの上でリストカットをしました。切りつけた後は、情けない気持ちになって泣いていました。
 幼少の頃から内向的で、いわゆる「いい子」になろうとしていたのだと思います。自己肯定感が低く、人の要求に応えたり、いい成績をとったりすることでそれを満たしていました。ですが、人の顔色を窺ったり、追従ばかりしているそんな自分が大嫌いでした。そのジレンマに悩んでいた最中、担任の先生からお叱りを受け、ついに自分の存在を認められなくなったから行為に及んだのだろうと考えます。リストカットしたことを母に報告したところ「親にもらった大切な体を傷つけるな」というようなことを言われ、ショックを受けました。

社会の不条理にまきこまれて

2015年03月16日(月)

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こんにちは。

今日は、勤務先での体験が「死にたい」という思いを強めることになってしまった、お二人の声をご紹介します。直接会って、お話をうかがうことができました。

ご両親から「働かなければ家から出て行け」と言われ、一方でバイト先からは「リスカするならやめろ。やめるのがいやなら見えないところを切れ」と迫られて、精神の安定を得ることができなくなってしまったCathy【キャシー】さん。
そして、
職場での過重労働とパワハラを原因として、生きる意味を見失ってしまった、つつみ★けいさんです。
お二人とも、社会にでてからの不条理を感じていました。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いま、自傷は割方落ち着いているほうです。
私自身が『私を赦す』ときだけ、切ります。
ザクザクと切り始めたのは15の頃。
初めは左手首。そして腕。脚。
『死にたくて』切り始めたのに、傷口から流れる血は、ココロの毒が浄化/昇華される感覚で…簡単に云えば何も彼をもリセットする術になりました。

"ひとりじゃない"を共有したい

2015年03月09日(月)

去年9月に放送した「生きるためのテレビ」。放送後の反響が大きく、今月、その声を受けて、「生きるためのテレビ2」を放送します。それに合わせ、今月、JR東日本と連携した「生きる支援トレイン」が走ります


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写真は横浜線。この他、横須賀総武快速線、京浜東北根岸線、中央総武各駅停車の各1編成が走ります

1編成すべてに、メッセージが綴られた中吊りが掲示されます。
先日、JRの車両センターで、その中吊りがセッティングされる作業に立ち会いました。


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作業される方が、一枚一枚、所定の場所を声出し確認しながら、手際よく掲示。驚くほどのスピード!
 

「生きる支援トレイン」が走り始めました!

2015年03月05日(木)

今回、ハートネットTVでは、生きづらさを抱える人たちを少しでも支えようと、JR東日本と連携。
「生きる支援トレイン」を走らせることにしました。
これは車両内の広告を全て「生きる支援」に関連するものだけにした電車です。
車内のテレビモニターに、ハートネットTV制作の動画「その気持ち ひとりじゃない」を放映。中吊り広告にも独自制作のポスターを提供しています。

「ちょっと疲れたな」と思ったあなたが、この電車に出会えますように・・・。

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▼運行予定
3月2日(月)~16日(月) 横須賀総武快速線1編成
3月3日(火)~17日(火) 横浜線1編成
3月16日(月)~31日(火) 京浜東北根岸線1編成
                      中央総武各駅停車1編成 


これまでに寄せられた様々な声は、以下のホームページでご覧いただけます。
【特設サイト】自殺と向き合う


[Eテレ・ハートネットTV]
 本放送:夜8時00分~8時29分
 再放送:翌週午後1時5分~1時34分
2015年3月24日(水)  
生きるためのテレビ2 第1夜
2015年3月25日(木)  生きるためのテレビ2 第2夜

「その気持ち ひとりだけじゃない」生きるためのテレビ2・プレマップ(PR動画)について

2015年03月04日(水)

ハートネットTV「生きるためのテレビ2」、では、「その気持ち ひとりだけじゃない」というプレマップ(動画)を放送しています。ご覧になられましたか?
こちらのブログでも公開させていただきますので、是非感想をお寄せいただければと思います。
 

「『ごめんね』と言ってほしかった」

2015年03月03日(火)

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こんにちは。

今日は、幼少時にただ一度衝撃的な体験をしたことが、大人になった今も「死にたい」という思いにつながっている」という方の声をご紹介します。
今回、お二人の方に直接会ってお話をうかがうことができました。

普段は優しく、大好きだったお母さんに、たった一度投げつけられた「死んじゃえばいいのよ」の一言が、「死ね」という命令のように今も自分を苦しめているというパンダ目さん。そして、子育てなどで大きなストレスを抱えていたお母さんに、一度だけ本気で「首を絞められた」経験が、今も叱られることに対する異常な恐怖感につながっているというろっじさん。別々にお会いしたのですが、「お母さんに『ごめんね』と言ってほしかった」という気持ちは、お二人とも共通していました。

「苦しみをわかってもらえない・・・ 発達障害」

2015年02月25日(水)

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こんにちは。

先日、発達障害であることがきっかけで「死にたい」という思いを抱える方にお会いしました。
コミュニケーションがうまくいかずいじめにあったり、バイト先では多忙さについていけず、体調を崩してしまったり。
それでも見た目にわかりにくい障害のため、理解してもらえなかったそうです。

相手の立場にたつことの難しさや大切さを改めて考えさせられました。
番組に寄せられた発達障害に悩む方からのメッセージをご紹介します。


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死にたいと思うことは今でもあります。仕事もミスばかり。
報告連絡相談もまともに出来ないから、周りからガッカリだショックだ信用出来ないと言われ、会社飲み会の席では同僚後輩の前で説教される。
子供の頃から人付き合いとか環境に適応出来ず、どこに居ても居心地の悪さを感じて育った。
でも育った環境がどうのこうのってのは、社会に出たら言い訳にならないもんなあ。説教される先輩や上司は今の自分のダメダメな部分を怒ってる訳だしね。
今凄く辛いけど、でも死ねないなあ。
親より先に死ねないし、友達にも恵まれてる。
頑張って生きようとも思わないけど、死ねないよなあ…死ぬ事が頭をよぎっても。
(shinnnosukev36さん/30代男性/新潟県)