◆カンボジア体験記　2007年2月8日～12日
・目的
　義足をつくっているところを見たい。義足をつくってあげたい。
　カンボジアの子どもたちと触れ合い笑顔にしたい。
　カレンダーと折り鶴に（祈り、願、感謝）の気持ちを込めて作ったのでプレゼントしたい

アンコール小児病院では、入院患者50人、一人一人に折り鶴とカレンダーのプレゼントをしました。いろんな病気で入院してたけど・・・病気に負けてほしくないと心の中で祈りました。部屋やベッドそして施設設備がもっと良くなるといいなと感じました。みんなの笑ったときの笑顔が素敵でした。みんなにあずかった子ども服や折り鶴をとどけることができました。
（略）
私の行っているリハビリ施設とは広さも、設備も、道具も、先生の人数もちがう。私は恵まれている。歩けなくたって、私の足、素敵な車椅子を持っている。そして一度も歩いたことのない私がここにこれている。私のまわりすべてに、感謝感謝です。
（略）
『地雷じゃなくて花をください』の本を読んで地雷のことをしり、岩里先生と出会いアンコール小児病院、だるま愛育園のことをしりました。私は一度も歩いたことがないし装具などつけてもあるくことができません。だから「地雷で足をなくした人に義足を作ってあげたい　歩いてほしい」「世界中の子どもたちが戦争のない笑顔いっぱいの国になってほしい」の願が今回どれだけ伝えられたかわからないけど、これからも自分のできることで続けていきたいと思います。

◆心と心で握手の旅　2012年11月20日～25日
カンボジアは5年ぶり、ベトナムは初めての旅でした。

アンコール小児病院は5年前に行った時より大きくなっていました。私のことを覚えていてくれました。（略）ここでみんなに預かって行った折り鶴とノート、鉛筆、歯ブラシなど渡すことができました。カレンダーの売り上げもわたすことが出来ました。
（略）
カンボジアは五年前とは違っていたよ！地雷で足をなくす方もいなくなっていました。地雷を踏む人がいないことはとても嬉しいことでした。これからも病院にも行けない子どもやお父さん、お母さんがいない子ども達の役に立ちたいと思いました。またカンボジアに行きたいです。子どもたちの笑顔は最高です。

ベトナム　ツーズ―病院にてドクさんに会う。カレンダーの売り上げや折り鶴、ノートと鉛筆を渡すことが出来ました。

ドクさんたちと一緒に、病院内の障害児病棟に行きました。みんな人懐っこく、私はさっそく車いすごと男の子にからまれました。手にもキスされました。ベッドに横になっていた女の子と握手をしたら、とても力が強くて驚きました。男の子と握手をしようとしたら、ためらうので、私が「ニコッ」とすると、手を出してくれました。指は2本しかなかったけど、手はあったかくて、笑顔を返してくれました。

放送を見ても、この手記を読んでも、この実幸さんはやりたいこと・行きたいところなどの願いをみんなに「お願い」しますが、それはまるで周囲の願いの結晶のように感じました。この気持ちが、番組や文章を通じて伝わるよう願っております。

◆NHKハート展
NHKハート展とは、詩とアートを組み合わせた展覧会です。
この展覧会は、障害のある方もない方も、互いに理解しあい「ともに生きる社会」の実現を目指し、NHK 福祉キャンペーン「NHK ハートプロジェクト」の一環として実施しています。

◆放送予定
すべて夜8時から放送。再放送は翌週の同じ曜日、午後1時5分から

2014年4月22日（火）再放送4月29日（火）
NHKハート展 「お願い」
2014年4月23日（水）再放送4月30日（水）
NHKハート展 「バッタのかんさつ」

過去放送分
2014年4月8日（火）再放送4月15日（火）
NHKハート展 「オレの挑戦」
2014年4月9日（水）再放送4月16日（水）
NHKハート展 「ホーホー」


◆出演者インタビュー
奥山佳恵さん「みんなで『生きていること』を感じながら生活するのは素晴らしいなって」
永田萠さん「優しさだけでなく、強さも感じる詩でした」