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【出演者インタビュー】奥山佳恵さん「楽しく子育てするためには、人と比べないこと」

2014年04月09日(水)

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4月9日放送(4月16日再放送)
NHKハート展 「ホーホー」
ご出演の奥山佳恵さんにメッセージをいただきました。

 

《奥山佳恵さんプロフィール》

女優・タレント。10歳と2歳、息子2人の子育てに奮闘中。

 

 

 

 

――今回は、京都市内に暮らす信田静香さん(10歳・ダウン症候群)の作品「ホーホー」
を紹介しました。詩を読んでどのような感想を持ちましたか。

まっすぐでピュアで、なんて美しい世界観のある詩なんだろうって思いました。
特に「きょうのよる まっています」というところが好きですね。
これは想像ですけれど、静香ちゃんの中にちゃんと物語があって、場面の絵が見えていて、ふくろうの気持ちになっているからこそ出てきた一文なんだろうなって。
その感性が本当に素晴らしいと思いました。

 

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――VTRでは静香さんの生活を見ていきながら詩が生まれた背景を紹介しましたが、
ご両親の支え方というのも素晴らしかったですね。

そうですね。ご両親が小さいころから本を読み聞かせたり、季節の変わり目を感じさせるためにお出かけをしたりして、いっぱい刺激を与えて世界を広げていかれたから、豊かな感性を持つ静香ちゃんに育ったんだと思います。
本当に素晴らしいですよね。
お母さんがVTRで、「どんな子どももきっと力を持っている」とおっしゃっていましたが、その言葉に、私自身もダウン症の母親として勇気づけられました。
全ての子どもが持っている可能性を私も信じていこうと思います。

 

――「大切なのは人と比べないこと」とおっしゃっていましたが、
奥山さんもそう心がけて子育てをされているのですか。

私はまだダウン症の子を育てて2年足らずなので、わからないことも多いのですが、今気を付けていることは、他の子と比べない、焦らない、あきらめない、ということです。
健常の子とダウン症の子を比べることも、ダウン症の子同士を比べることも、しません。
誰も幸せにならないと思うから。いつもそう心がけています。
それが、楽しく子どもを育てていくヒントかなって思います。

 

――ハート展の見どころ、面白さというのはどのようなところだと思いますか。

「子どもの可能性は無限大である」ということですね。
子どもたちは大人が考えているよりずっと自由で、大きな世界を持っている。
ハート展はその豊かな感性がつくる作品に触れることができるんです。
そして、子どもたちのおかげで私たちの気持ちも自由になれる。
ハッとさせられたり、気持ちが開放される瞬間を感じることができるので、その楽しさをぜひ味わっていただきたいなと思います。

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